血液検体のフローサイトメトリで、ゲーティングした細胞集団の所見(別冊No.8 )…
血液検体のフローサイトメトリで、ゲーティングした細胞集団の所見(別冊No.8 )を別に示す。この細胞集団はどれか。
- ⑴ 成熟B リンパ球性腫瘍細胞軽鎖の偏りが単クローン性を示します。
- ⑵ 成熟T リンパ球性腫瘍細胞T細胞由来では軽鎖を発現しません。
- ⑶ 急性リンパ性白血病細胞未熟な細胞の目印が現れます。
- ⑷ 正常B リンパ球両方の軽鎖がほぼ同じ割合で現れます。
- ⑸ 正常T リンパ球T細胞由来では軽鎖を発現しません。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑴です。示されたフローサイトメトリの所見では、CD19などのB細胞マーカーを持つ集団が、κ鎖とλ鎖のどちらか一方にかたよって発現しています。この軽鎖の偏りは単クローン性の増殖を示し、成熟Bリンパ球性腫瘍と判断できます。正常Bリンパ球では両方の軽鎖がほぼ同じ割合で現れ、T細胞由来の集団は軽鎖を発現せず、急性リンパ性白血病では未熟な細胞の目印が現れます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp190415-07.html)を加工して作成