子宮頸部細胞診のPapanicolaou 染色標本(別冊No. 6)を別に示す。…
子宮頸部細胞診のPapanicolaou 染色標本(別冊No. 6)を別に示す。腫瘍細胞所見について正しいのはどれか。
- ⑴ 角化扁平上皮系の分化を示す所見です。
- ⑵ 核濃染扁平上皮系の変化でみられます。
- ⑶ 核分裂像みられることはありますが頻度は高くありません。
- ⑷ 層状構造正常な扁平上皮の配列を示します。
- ⑸ 核小体明瞭核小体が目立つ腫瘍細胞の所見です。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑸です。示された標本では、核が大きく、その中に明瞭な核小体を持つ異型細胞が集まって出現しています。核小体が目立つことは、リボソームRNAの合成が盛んな腫瘍細胞の性質を表し、腺癌を含む悪性腫瘍で広くみられる所見です。角化と核濃染は扁平上皮系の変化、層状構造は正常な扁平上皮の配列、核分裂像はみられることもありますが頻度は高くありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp180511-07.html)を加工して作成