心筋梗塞の診断におけるトロポニンT について誤っているのはどれか。
心筋梗塞の診断におけるトロポニンT について誤っているのはどれか。
- ⑴ 感度が高い。感度は高く、正しい記述です。
- ⑵ 腎不全の影響を受ける。腎不全では偽高値となり、影響を受けます。
- ⑶ 発症早期から上昇する。発症後3時間ほどで上昇し始めます。
- ⑷ 発症後約1週間で正常化する。1から2週間にわたって高値が続きます。
- ⑸ 急性心筋炎の鑑別が必要である。心筋炎でも上昇し、鑑別が必要です。
設問は1つ選ぶ形だが、正答値表では2・4のいずれも正答としている(出題側が複数正解として扱った問)。どれを選んでも正解になる。
解説
正解は⑵と⑷で、どちらを選んでも正解になります。トロポニンTは腎から排泄されるため、腎不全では心筋梗塞がなくても高値になり、影響を受けます。また、発症後3時間ほどで上がり始め、1から2週間にわたって高値が続くので、約1週間で正常化するとはいえません。感度は高く、発症早期から上昇し、急性心筋炎でも上昇するため鑑別が必要という記述は、いずれも正しいものです。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp180511-07.html)を加工して作成