健常成人における呼吸運動とその調節について正しいのはどれか。
健常成人における呼吸運動とその調節について正しいのはどれか。
- ⑴ 呼吸中枢は大脳皮質に存在する。呼吸中枢は延髄と橋にあります。
- ⑵ 横隔膜の収縮により吸気が生じる。横隔膜が下がって胸腔が広がります。
- ⑶ 安静呼気は呼気筋の能動的収縮により生じる。弾性による受動的な過程です。
- ⑷ 動脈血酸素分圧の低下により換気は減少する。換気はむしろ増加します。
- ⑸ 動脈血二酸化炭素分圧の上昇により換気は減少する。換気はむしろ増加します。
解説
正解は⑵です。吸気は、横隔膜が収縮して下がり、外肋間筋が働いて胸郭が広がることで胸腔内が陰圧になり、空気が流れ込んで生じます。呼吸中枢は大脳皮質ではなく延髄と橋にあります。安静時の呼気は、広がった肺と胸郭が自分の弾性で戻る受動的な過程です。動脈血酸素分圧の低下と二酸化炭素分圧の上昇は、いずれも換気を増やす方向に働きます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp160411-05.html)を加工して作成