不規則抗体検査について正しいのはどれか。
不規則抗体検査について正しいのはどれか。
- ⑴ 輸血歴がない場合は不要である。妊娠でも感作され、検査は必要です。
- ⑵ 酵素法はMNSs 血液型に対する抗体を検出する。酵素法では検出されにくくなります。
- ⑶ 生理食塩液法は主にIgG クラスの抗体を検出する。主にIgMクラスを検出します。
- ⑷ 間接抗グロブリン試験で不十分な血球洗浄は偽陰性の原因になる。残った血清が試薬を中和します。
- ⑸ 間接抗グロブリン試験反応増強剤のうちウシアルブミンは最も作用が強い。PEGやLISSの方が強く働きます。
解説
正解は⑷です。間接抗グロブリン試験では、洗浄が足りないと残った血清中のIgGが抗グロブリン試薬を中和してしまい、本来陽性のはずの反応が陰性に出てしまいます。これを見つけるためにIgG感作血球による確認試験を行います。妊娠でも感作されるため輸血歴がなくても検査は必要で、酵素法ではMNSs血液型の抗体は検出されにくく、生理食塩液法はIgMを検出し、増強剤はPEGやLISSの方が強く働きます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp150511-05.html)を加工して作成