結核菌について正しいのはどれか。
結核菌について正しいのはどれか。
- ⑴ 芽胞を形成する。芽胞は形成しません。
- ⑵ 人工培地に発育しない。小川培地などに発育します。
- ⑶ 塩酸アルコールで脱色されない。ミコール酸による抗酸性を示します。
- ⑷ 土壤や環境水に広く分布している。環境に分布するのは非結核性抗酸菌です。
- ⑸ ワクチン株として Mycobacterium tuberculosis を用いる。BCGはM. bovisの弱毒株です。
解説
正解は⑶です。結核菌は細胞壁にミコール酸という脂質を多く含むため、いったん色素が入ると塩酸アルコールでも脱色されません。この抗酸性がZiehl-Neelsen染色の原理です。芽胞は作らず、小川培地などの人工培地に4週前後かけて発育し、土壌や環境水に広く分布するのは非結核性抗酸菌です。BCGワクチンにはMycobacterium bovisの弱毒株を用います。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp150511-05.html)を加工して作成