b-ラクタム系抗菌薬に対する細菌の耐性機序として正しいのはどれか。 2 つ選べ。
b-ラクタム系抗菌薬に対する細菌の耐性機序として正しいのはどれか。 2 つ選べ。
- ⑴ リボソームの変化マクロライド系などへの耐性機序です。
- ⑵ 核酸合成酵素の変化キノロン系への耐性機序です。
- ⑶ リン酸化による不活化アミノグリコシド系への耐性機序です。
- ⑷ 加水分解酵素による不活化βラクタマーゼが薬を分解します。
- ⑸ ペニシリン結合蛋白〈PBP〉の変化標的が変化して結合しにくくなります。
解説
正解は⑷と⑸です。βラクタム系抗菌薬に対する耐性の仕組みは2つあります。一つはβラクタマーゼという加水分解酵素でβラクタム環を切って薬を壊すこと、もう一つは標的であるペニシリン結合蛋白が変化して薬が結合しにくくなることです。MRSAは後者の仕組みによります。リボソームの変化はマクロライド系、核酸合成酵素の変化はキノロン系、リン酸化による不活化はアミノグリコシド系への耐性機序です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp150511-05.html)を加工して作成