広範囲Ⅲ度熱傷の受傷後12 時間以内に生じやすいのはどれか。
広範囲Ⅲ度熱傷の受傷後12 時間以内に生じやすいのはどれか。
- ⑴ 集中治療室獲得性筋力低下〈ICU-AW〉ICU獲得性筋力低下は集中治療が長引いたときに現れる変化です。
- ⑵ 骨化性筋炎骨化性筋炎は数週間以上かけて生じる合併症です。
- ⑶ 肥厚性瘢痕肥厚性瘢痕は創が治った後、数か月かけて現れます。
- ⑷ 関節拘縮関節拘縮は安静が続くことで徐々に生じます。
- ⑸ 浮腫血管透過性が著しく高まり、受傷後8〜12時間に急激な浮腫が生じます。
解説
正解は⑸です。広範囲のⅢ度熱傷では、受傷直後から血管の透過性が著しく高まり、血漿成分が血管の外へ漏れ出して急激な浮腫が生じます。受傷後8〜12時間がもっとも激しく、循環血液量が減って熱傷ショックに陥るため、この時期は大量の輸液で循環を保つことが最優先になります。ICU獲得性筋力低下と関節拘縮は長期の臥床によって、骨化性筋炎と肥厚性瘢痕は数週から数か月かけて現れるもので、いずれも受傷直後の変化ではありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-08_09.html)を加工して作成