高次脳機能障害と症候の組合せで正しいのはどれか。
高次脳機能障害と症候の組合せで正しいのはどれか。
- ⑴ 観念失行 ― 敬礼など単純な口頭指示に従った動作ができない。敬礼など単純な指示動作ができないのは観念運動失行です。
- ⑵ 純粋失読 ― 文字を指でなぞっても読めない。純粋失読では文字を指でなぞれば読めるという特徴があります。
- ⑶ 伝導失語 ― 物品呼称ができない。伝導失語では復唱が著しく障害され、物品呼称は比較的保たれます。
- ⑷ 観念運動失行 ― 適切に道具を使用できない。道具を適切に使えないのは観念失行です。
- ⑸ 肢節運動失行 ― 習熟した行為の遂行が拙劣になる。麻痺も失調もないのに、習熟した動作がぎこちなく拙劣になる状態です。
解説
正解は⑸です。肢節運動失行は、麻痺も失調もないのに、ボタンをかけるといった習熟しているはずの動作がぎこちなく拙劣になる状態です。観念運動失行は敬礼など単純な指示動作ができない状態、観念失行は複数の道具を順序立てて使えない状態を指します。純粋失読は文字を指でなぞれば読めるという特徴があり、伝導失語は復唱が著しく障害されるもので物品呼称は比較的保たれるので、いずれも組合せが入れ替わっています。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-08_09.html)を加工して作成