図のような所見において考えられるのはどれか。
図のような所見において考えられるのはどれか。
- ⑴ 仙腸関節機能不全仙腸関節機能不全では明らかな下肢長の差は生じません。
- ⑵ 右股関節脱臼大腿骨頭が後上方へずれて下肢が短くなり、膝の高さに差が出ています。
- ⑶ 右膝蓋骨脱臼膝蓋骨脱臼は膝前面の変形として現れ、下肢長の差にはつながりません。
- ⑷ 右半月板損傷半月板損傷は関節裂隙の圧痛やロッキングとして現れます。
- ⑸ 右後十字靱帯損傷後十字靱帯損傷は脛骨の後方への落ち込みとして現れます。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑵です。示された所見では、背臥位で両膝を立てたときに右の膝の高さが低く、下肢が短く見えています。股関節が脱臼して大腿骨頭が後上方へずれると、患側の下肢が短くなるためこの所見が現れます。Allis徴候と呼ばれ、股関節脱臼を疑う手がかりになります。仙腸関節機能不全では下肢長に明らかな差は出ず、膝蓋骨脱臼や半月板損傷、後十字靱帯損傷はいずれも膝関節の局所の所見として現れるもので、下肢長の差にはつながりません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-08_09.html)を加工して作成