NICU に入院中の低出生体重児。在胎週数30 週。腹臥位での姿勢を図に示す。こ…
NICU に入院中の低出生体重児。在胎週数30 週。腹臥位での姿勢を図に示す。この児に対するポジショニングとして適切な肢位はどれか。 2 つ選べ。
- ⑴ 頭部伸展位頭部を伸展させると反り返った姿勢を助長してしまいます。
- ⑵ 体幹伸展位体幹の伸展位も伸展優位の姿勢を強め、屈曲位の獲得を妨げます。
- ⑶ 肩甲帯前方突出位腕を体の前に寄せられるようになり、手を口へ運ぶ動きの発達につながります。
- ⑷ 肩関節外転位肩関節を外転させると腕が開いてしまい、屈曲位が保てません。
- ⑸ 股関節内外転中間位股関節を内転も外転もしない中間位に保つことで、安定した姿勢が得られます。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑶と⑸です。低出生体重児は筋緊張が低く、放っておくと四肢が広がって反り返った姿勢になります。胎内に近い屈曲位を保てるよう、肩甲帯を前方へ出して腕を体の前に寄せ、股関節は内転も外転もしない中間位に整えます。こうすることで自分の手を口へ運ぶ動きが育ち、将来の運動発達にもつながります。頭部や体幹を伸展させたり肩関節を外転させたりすると、反り返った姿勢を助長してしまうので避けます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-08_09.html)を加工して作成