28 歳の男性。脊髄完全損傷。両側に長下肢装具を使用し、平行棒内歩行練習を行って…
28 歳の男性。脊髄完全損傷。両側に長下肢装具を使用し、平行棒内歩行練習を行っている。歩行パターンを図に示す。機能残存レベルはどれか。
- ⑴ Th1この高さでは体幹を支えられず、立位の保持も困難です。
- ⑵ Th6この高さでは骨盤を引き上げる筋が使えません。
- ⑶ Th12腰方形筋と腹筋が使え、交互に足を出す歩行が可能です。
- ⑷ L4この高さであれば、短下肢装具で歩けるようになります。
- ⑸ S1この高さでは、装具なしでも歩けることが多くなります。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑶です。両側の長下肢装具をつけて左右の足を交互に前へ出す歩き方には、骨盤を引き上げる腰方形筋と腹筋の働きが必要です。これらは第12胸髄節あたりまで機能が残っていれば使えます。これより高い位置の損傷では体幹を支えられず、低い位置であれば短下肢装具で歩けるようになります。必要な筋の働きから、残存レベルをたどっていきましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp220421-08_09.html)を加工して作成