脊髄損傷患者のトランスファーボードを用いた車椅子からベッドへの移乗動作を図に示す…
脊髄損傷患者のトランスファーボードを用いた車椅子からベッドへの移乗動作を図に示す。この動作を獲得目標とする機能残存レベルはどれか。
- ⑴ C5第5頸髄節では手関節が動かせず、板を使っても移乗は困難です。
- ⑵ C6手関節の伸展が使え、板を滑らせる移乗が目標になります。
- ⑶ C7第7頸髄節では肘を伸ばせるため、板を使わずに移乗できます。
- ⑷ C8第8頸髄節では手指も使え、より自由な移乗が可能です。
- ⑸ T1第1胸髄節ではさらに機能が多く、板は必要ありません。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑵です。第6頸髄節まで機能が残ると、手関節を伸展させて手を固定するテノデーシス作用が使え、肩と肘の筋も働くため、滑らせる板を使った移乗が獲得の目標になります。上腕三頭筋が働かないため、肘を伸ばして体を持ち上げる方法ではなく、板の上を滑らせる方法を用います。残っている機能に合わせて、移乗の方法を選んでいきます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp190415-08_09.html)を加工して作成