35 歳の女性。橈骨遠位端骨折後に右上肢にCRPS〈複合性局所疼痛症候群〉を生じ…
35 歳の女性。橈骨遠位端骨折後に右上肢にCRPS〈複合性局所疼痛症候群〉を生じた。この患者にみられる所見に合致しないのはどれか。
- ⑴ 浮腫浮腫は代表的な所見で、合致します。
- ⑵ 痛覚鈍麻痛覚は鈍くなるのではなく、過敏になります。
- ⑶ 発汗異常発汗の異常は自律神経症状として現れます。
- ⑷ アロディニアアロディニアはこの病態に特徴的な所見です。
- ⑸ 皮膚温の変化皮膚温の変化も血管運動の異常として現れます。
解説
正解は⑵です。複合性局所疼痛症候群では、痛みが鈍くなるのではなく、むしろ過敏になります。触れるだけで痛むアロディニアや、わずかな刺激で強く痛む痛覚過敏が特徴です。あわせて浮腫、皮膚の色や温度の変化、発汗の異常、爪や毛の変化がみられ、動かさないでいると拘縮が進みます。痛みの質の変化に気づくことが、早期発見につながります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp170425-08_09.html)を加工して作成