肩関節の外転にみられる肩甲上腕リズムについて正しいのはどれか。
肩関節の外転にみられる肩甲上腕リズムについて正しいのはどれか。
- ⑴ 外転の間、肩甲骨はほとんど動かないままである。肩甲骨も上方回旋しながら動くため、動かないままということはありません。
- ⑵ 外転にともなって肩甲骨は下方回旋していく。外転では肩甲骨は上方回旋します。下方回旋は腕を下ろすときの動きです。
- ⑶ 鎖骨は動かず、胸鎖関節の運動は生じない。鎖骨も挙上と後方回転を行い、胸鎖関節と肩鎖関節の運動が加わります。
- ⑷ 外転の後半では上腕骨の外旋が起こらず、内旋したまま挙上が続く。挙上の後半では上腕骨が外旋して大結節を逃がします。内旋のままでは肩峰に当たり挙上が止まります。
- ⑸ 上腕骨と肩甲骨の動く割合はおおよそ2対1である。外転の全体を通してみると、上腕骨2に対し肩甲骨1の割合で動くとされています。
解説
正答は、上腕骨と肩甲骨の動く割合がおおよそ2対1であるという記述です。腕を横から挙げる動きは肩甲上腕関節だけでなく、肩甲骨の上方回旋と鎖骨の運動が組み合わさって完成します。この協調を肩甲上腕リズムといい、全体としては上腕骨2に対し肩甲骨1の割合で動くとされています。挙上の後半では上腕骨が外旋して大結節を逃がすことも欠かせませんので、複数の関節と回旋が関わる点を意識しましょう。
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