問3 次の文章は,運動と脈拍数の変化について述べたものである。文章中の空欄 キ …
生物の体内環境の維持について,問1 ~問5 に答えよ。
問3 次の文章は,運動と脈拍数の変化について述べたものである。文章中の空欄 キ ケ に入る語句の正しい組合せを,下の1 ~4 のうちから一つ選べ。
運動前後の脈拍数の変化を調べるために,運動前(安静時),運動直後,運動後1 分経 過ごとに,それぞれ30 秒間の脈拍数を数えた。結果は表1 のようになった。運動前に 比べて,「運動直後~30 秒後」の脈拍数が多くなったのは,運動中に キ 神経の働 きにより心臓の拍動が促進されたからである。また,これに比べて「1 分~1 分30 秒 後」の脈拍数が少なくなっているのは ク 神経の働きにより心臓の拍動が抑制され たからである。さらに表1 の「2 分~2 分30 秒後」以後の脈拍数は,運動前に戻ってい る。このような体内環境の維持に, キ 神経や ク 神経といった ケ が働 いている。 表1
| 脈拍数(回) | |
|---|---|
| 安静時(運動前30 秒間) | 31 |
| 運動直後~30 秒後 | 60 |
| 1 分~1 分30 秒後 | 42 |
| 2 分~2 分30 秒後 | 35 |
| 3 分~3 分30 秒後 | 34 |
| 4 分~4 分30 秒後 | 33 |
| 5 分~5 分30 秒後 | 30 |
- 1 キ:交感 ク:副交感 ケ:中枢神経(脳・脊髄)交感神経と副交感神経をまとめた呼び名は自律神経です。
- 2 キ:交感 ク:副交感 ケ:自律神経運動中は交感神経、回復時は副交感神経が働き、これらをまとめて自律神経といいます。
- 3 キ:副交感 ク:交感 ケ:中枢神経(脳・脊髄)運動中に拍動を促進するのは副交感神経ではなく交感神経です。
- 4 キ:副交感 ク:交感 ケ:自律神経自律神経は正しいものの、2つの神経の役割が入れ替わっています。
解説
正解は2です。運動中は交感神経が働いて心臓の拍動を促進するため、脈拍数が増えます。運動が終わると副交感神経が働いて拍動を抑制するので、脈拍数は次第に減って運動前の値に戻ります。このように意識とは関係なく体内環境を一定に保つように働く神経をまとめて自律神経といいます。中枢神経は脳と脊髄のことなので、ここには当てはまりません。
出典:文部科学省ホームページ(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/kakomon/1411255_00003.htm)を加工して作成