問3 次の文章は,2 種の外来生物について述べたものである。これらの外来生物の影…
生態系とその保全について,問1 ~問3 に答えよ。 太 郎:授業で出てきた生態系の炭素循環についてまとめてみようと思ったんだけど, よく分からなくなってしまったから,紙に書いてみたんだ(図2 )。 植物 遺体・排出物 植物食性動物 動物食性動物 菌類・細菌類 図2 花 子:植物から生物の間を炭素が移動していく様子は書けているけれど,この図だと 炭素は循環していないよ。 太 郎:何を加えれば循環するのかな。 花 子:図の中に「大気」を入れて矢印を加えてみたらいいのよ。 太 郎:分かった,書いてみる。 図を4 つ書いてみたけど,どれが正しいかな。 花 子: ア が正しい炭素循環の図よ。 植物 遺体・排出物 大気 植物食性動物 菌類・細菌類 植物 遺体・排出物 大気 植物食性動物 動物食性動物 菌類・細菌類 植物 遺体・排出物 大気 植物食性動物 菌類・細菌類 植物 遺体・排出物 大気 植物食性動物 菌類・細菌類
問3 次の文章は,2 種の外来生物について述べたものである。これらの外来生物の影響につい て述べた正しい文の組合せを,下の1 ~4 のうちから一つ選べ。
北米原産のオオバナミズキンバイ(図3 )は,もともと観賞魚を飼育する水槽用の植物 として移入された外来生物で,現在,日本の水田や湖において急速に生息地を広げてい る。また,同じく北米原産のオオクチバス(図4 )は,釣りを楽しむために日本に持ち込 まれた外来生物で,日本各地の池や湖で繁殖している。 図3 図4 【外来生物の影響】 イ オオバナミズキンバイが増殖することで,在来でその地に固有の水草の生育場所が狭 くなり,在来生物の数が減少する。 ウ オオバナミズキンバイが増殖することで,在来でその地に固有の水草の生育場所が広 くなり,在来生物の数が増加する。 エ オオクチバスが多くの在来生物を捕食して,在来生物の数が減少する。 オ 多くのオオクチバスが在来生物に捕食されて,在来生物の数が増加する。
- 1 イ,エ在来の水草の生育場所が狭くなるイと、捕食によって在来生物が減るエが正しい記述です。
- 2 イ,オオオクチバスは捕食する側なので、オの記述は当てはまりません。
- 3 ウ,エ水面がおおわれるので、在来の水草の生育場所は広くなりません。
- 4 ウ,オウもオも、実際に起きていることとは逆の内容です。
この問題は問題の図(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は1です。オオバナミズキンバイのような水生植物が急速に増えると、水面をおおって光をさえぎるため、在来の水草の生育場所は狭くなり、それを利用する在来生物も減ります。したがってイが正しく、広くなるとしたウは誤りです。またオオクチバスは魚や水生昆虫を捕食する魚なので、在来生物を食べて減らします。エが正しく、逆を述べたオは誤りになります。
出典:文部科学省ホームページ(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/kakomon/1411255_00001.htm)を加工して作成