日光の当たる場所に置いた植物はよく成長しましたが、日光の当たらない場所に置いた植…
日光の当たる場所に置いた植物はよく成長しましたが、日光の当たらない場所に置いた植物はやがて成長しなくなりました。光合成、呼吸とATPの関係からこの結果を説明したものとして、最も適切なものはどれか。
- ⑴ 光が当たらない植物でも、呼吸によって空気中の二酸化炭素から有機物をつくり出せるので、光合成と同じだけATPを合成できる。二酸化炭素から有機物をつくるのは光合成のはたらきで、呼吸は有機物を分解する過程です。
- ⑵ ATPは光合成でつくられた有機物そのものを指す物質で、動物はこれを食物から取り入れて体をつくる材料にしている。ATPは有機物そのものではなく、有機物を分解して取り出したエネルギーを受けわたす物質です。
- ⑶ 光が当たっている間、植物は呼吸を止めて光合成に切りかえるので、ATPは日の当たらない夜の間にまとめて合成されている。植物は昼も夜も呼吸を行っており、光合成をしている間も呼吸は止まりません。
- ⑷ 光が当たると光合成で有機物がつくられ、その有機物から呼吸によってエネルギーが取り出されてATPが合成され、成長に使われる。光合成でつくられた有機物を呼吸で分解してATPを合成し、そのエネルギーで生命活動を行うという流れに合っています。
解説
正解は⑷です。光合成では、光エネルギーを用いて有機物がつくられます。その有機物は呼吸によって分解され、取り出されたエネルギーをもとにATPが合成されます。ATPのエネルギーは、成長をはじめさまざまな生命活動に使われます。日光が当たらないと有機物をつくれないため、やがてATPが不足して成長できなくなります。光合成と呼吸は対立するはたらきではなく、どちらもATPを介してつながっていると考えるとよいでしょう。
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