問8 パネル3 に関連して,次のグラフは,日本の衆議院における女性議員の割合の推…
次のⅠ・Ⅱについて,後にある問1 ~問8 に答えよ。 Ⅰ 資料1 ・2 と会話文についての問に答えよ。 資料1(意訳してある) 私は誰も敵だとは思っていません。ましてや,タリバンその他のテロ集団に対する個人 的な復讐心もありません。私はあらゆる子供の教育を受ける権利を訴えているのです。 タリバンやすべてのテロリスト,過激派の子供たちにも教育を受けてほしいと思っていま す。私を撃ったタリバン兵さえ憎んでいません。銃を持つ私の目前に彼が立っていたとし ても,私は撃たないでしょう。…それこそが,私がキングや,ネルソン= マンデラ…から 受け継いだ変革の伝統です。…教育には平和が必要です。パキスタンやアフガニスタンを はじめ,世界各地では,テロや戦争,紛争によって子供たちが学校に通えなくなっていま す。…本とペンを手に取り,全世界の無学,貧困,テロに立ち向かいましょう。… 1 人の 子供,1 人の教師,1 冊の本,そして1 本のペンが,世界を変えられるのです。教育以外 に解決策はありません。教育こそ最優先です。 先 生: 資料1 はマララ= ユスフザイが,2013 年に国際連合で行った演説の一部です。彼 女は2014 年に史上最年少の17 歳でノーベル平和賞を受賞しました。 ガ イ: 彼女は,母国パキスタンで女性への教育の必要性を訴えたことで,15 歳の時にタ リバン兵に銃撃されました。回復後,国際的な支援もあり,女性への教育を求める 闘いの国際的なシンボルとして活動している人物です。 ミヅキ: 「タリバンの子供たちにも教育を受けてほしい」 「自分を撃った兵を憎んでいない」と いう彼女の言葉に感動しました。 先 生: 資料1 のキングは,1963 年に資料2 の演説をした人物として有名です。この人物 も後にノーベル平和賞を受賞していますよ。 資料2(意訳してある) われわれは創造的抗議の運動を進めるにあたって,物理的暴力に陥ってはならない。…白 人全てを信頼しなくなるようなことになってはならない。…私には夢がある。今は小さな 私の4 人の子供たちが,いつの日か,肌の色ではなく,内なる人格で評価される国に住め るようになるという夢が。 先 生: 資料1 と資料2 の共通点はどのような考え方でしょうか。 ガ イ: A という考え方ではないでしょうか。 ミヅキ: 私は資料1 に出てくるマンデラについて調べてみます。 ⒜ ⒝ ⒞ Ⅱ パネル1 ~パネル3 についての問に答えよ。 パネル1 マーガレット= サッチャー イギリスの政治家。1979 年から90 年にイギリスの首相を務めた。「小さな政府」をめざ し,規制緩和などの D 的な経済政策を行った。 パネル2 シモーヌ= ヴェイユ フランスの政治家。1974 年から79 年に厚生大臣を務め,女性の地位向上に尽力した。ま た,国際的な地域連携に貢献し,欧州議会議長を務めた。 パネル3 中山マサ 日本の政治家。1947 年に衆議院議員に当選し,1960 年に池田勇人内閣の厚生大臣(注)に 就任した。日本で国務大臣を務めた最初の女性である。 (注) 現在の厚生労働大臣
問8 パネル3 に関連して,次のグラフは,日本の衆議院における女性議員の割合の推移を表し たものである。このグラフから読み取れることについて述べた文ア・イの正誤の組合せとし て適切なものを,下の1 ~4 のうちから一つ選べ。
グラフ (%) (年) 8.4 3.2 2.6 1.9 1.9 1.7 2.4 1.5 1.5 1.4 1.6 1.4 1.2 2.2 1.8 1.6 1.4 2.3 2.7 4.6 7.3 7.1 9.0 11.3 7.9 9.5 10.1 9.7 15.7 ア 衆議院における女性議員の割合が最も高かった年に,女性が初めて国務大臣に就任し た。 イ 衆議院における女性議員の割合が初めて10 %を超えたのは,21 世紀になってからであ る。
- 1 ア―正 イ―正割合が最も高い年と、初めて女性の国務大臣が生まれた年は一致しません。
- 2 ア―正 イ―誤アもイも判断が逆になっています。
- 3 ア―誤 イ―正アは時期が合わず誤り、10%を超えたのが21世紀だとするイは正しいといえます。
- 4 ア―誤 イ―誤10%を超えたのは20世紀ではなく21世紀に入ってからです。
この問題は問題の図(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は3です。グラフで女性議員の割合が最も高いのは最後の年の15.7%ですが、女性が初めて国務大臣に就任したのは1960年のことなので、アは誤りです。一方、割合が初めて10%を超えたのは11.3%となった年で、これは2000年代にあたります。したがって21世紀になってからだとするイは正しく、その組合せが答えになります。
出典:文部科学省ホームページ(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/kakomon/1411255_00019.htm)を加工して作成