19世紀に世界市場が形づくられていく中で、アジアと欧米諸国の間に生じたことについ…
19世紀に世界市場が形づくられていく中で、アジアと欧米諸国の間に生じたことについて述べた文として正しいものはどれか。
- ⑴ 欧米諸国は自国の手工業を守るためにアジアからの品に高い税をかけ、アジアの文物が欧米へ入ることを抑え込みました。アジアの文物は欧米で受け入れられて広まっており、流入が抑え込まれたわけではありません。
- ⑵ 日本の美術などアジアの文物が欧米諸国へ伝わり、そこでの生活や文化のあり方に影響を与えました。アジアの文物や日本の美術は欧米諸国へ伝わり、その生活や文化に影響を与えました。
- ⑶ アジアから欧米へ運ばれたのは美術や工芸の品で、原材料の取引は欧米からアジアへ向かう一方通行のものにとどまりました。アジアからは原材料も運ばれ、美術や工芸の影響もアジアから欧米へ向かって及びました。
- ⑷ 世界市場の形成はアジアの各地域が行っていた貿易を土台として進み、欧米諸国はその枠組みに後から加わりました。世界市場の形成を主導したのは欧米諸国で、アジアの貿易はその中へ組み込まれていきました。
解説
正解は⑵です。工業化した欧米諸国が原材料と市場を世界に求めたことで、世界各地が貿易によって結び付けられていきました。この結び付きは品物や資本の動きだけではありません。中国の磁器やインドの綿織物、そして日本の美術といったアジアの文物が欧米諸国へ伝わり、そこでの暮らしや美術のあり方に影響を与えました。世界市場の形成は、文化の面でも双方に変化をもたらしたのです。
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