問4 下線部分⒟社会のあり方に関連して,生徒Xと生徒Yが「公共」の授業を受け興味…
生徒たちが「総合的な探究の時間」で将来について考え,思いつくキーワードを書き出して次の ように整理した。班で制作した模造紙と会話文を読んで,問1 ~問5 に答えよ。 模造紙 <探究テーマ> これからの労働環境はどのようになっていくだろうか? ★特に,私たちが留意したいこと,現実社会が解決すべき課題を手がかりに 職業選択 高齢者雇用 AI の進化 ⒜未来社会 DX シンギュラリティ サステナビリティ ワーク・ライフ・バランス 女性活躍 男性の育児休業 Well-being これからの社会のキーワード コミュニケーション能力 主体性 やりがい ICT 教育 チャレンジ精神 キャリア意識 協調性 ⒞インターンシップ ボランティア体験 高校生に必要な視点 解決すべき課題 会話文 生徒V:学校を卒業して社会に役に立つ人間になるために,どんな準備が必要かなぁ。 生徒W:これからどんな時代が来るのか,現実社会でどんな課題があるかに敏感でいたい。 生徒X:情報社会がどんどん進歩して,世の中もまったく変わるだろうけど想像もできないよ。 生徒Y:そうだね。⒟社会のあり方とか,人々の暮らしとか,日本の社会も大きく変わりそう。 生徒X:AI などの情報技術が進展すれば,未来の世界はもっと豊かになっていくだろうね。 生徒Z:一方で⒠世界の貧困や食糧問題などの地球規模の課題は早急に解決していかないと…。 生徒V:世界をよりよくするために,働くことを通じてできることから一歩ずつ行動していこう。
問4 下線部分⒟社会のあり方に関連して,生徒Xと生徒Yが「公共」の授業を受け興味をもった ことについて次のように話し合っている。次の会話文中の F , G にあてはまる ものの組合せとして最も適切なものを,下の1 ~4 のうちから一つ選べ。
会話文 生徒X:自分が幸せであるためには個人の生き方も大事だけど,社会もよりよくあるべき だって「公共」の授業で考えさせられたよ。 生徒Y:僕は最近, F って考えるんだ。 生徒X:それは G をひろげるって理念のことだね。 G の実現には課題もあるけ ど,誰もが自分の人生に幸福感をもつためにも必要な考えだよね。 生徒Y:本当にそうなんだ。すべての人によりよい人生をかなえてくれる社会にするために 自分には何ができるか,進学したら G について研究をしてみたいんだ。 F にあてはまる選択肢 a からだの不自由などハンディキャップをもつ人が,日常生活で感じる障壁をなくすには どうすればいいか気になっているんだ。それを解決するために65 歳になると生活保護の 給付が始まるけど,公的扶助は若い人が納める保険料で成り立っているから,少子化に よって若者の負担が増えつづけていくと,そのしくみは持続不可能なのではないか b 国籍や信仰,価値観など一人ひとりがもつ違いを認めあい,すべての人を尊重していく にはどうすればいいか気になっているんだ。LGBTQ+といった性的少数者や日本で暮ら す外国人などマイノリティに対する理解や配慮が十分でないと感じるし,違いを認めるに とどめず,それぞれの違いを生かしあう世の中にしていく必要があるのではないか G にあてはまる選択肢 c ノーマライゼーション d ダイバーシティ
- 1 F:a G:caは社会保障の持続可能性の話で、違いを認めあう理念とは別です。
- 2 F:a G:ddは正しいものの、Fには違いを認めあうbが入ります。
- 3 F:b G:cノーマライゼーションは障害の有無にかかわらず共に暮らす考え方で、ここでは合いません。
- 4 F:b G:d違いを認めあうbと、多様性を意味するダイバーシティのdが当てはまります。
解説
正解は4です。Fの発言は、続けて生徒Xが「違いをひろげる理念」と言い換えているので、国籍や信仰、価値観などの違いを認めあうというbが当てはまります。aは社会保障の持続可能性についての話で、違いを認めあうという話題ではありません。またGは、多様性を尊重してそれぞれの違いを生かしあう考え方なので、ダイバーシティであるdが入ります。
出典:文部科学省ホームページ(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/kakomon/1411255_00019.htm)を加工して作成