問5 海底を震源とする地震が起こると,津波が発生することがある。図2 は,ある地…
(7 ・8 のどちらか1 題を選び解答する) 地球におけるエネルギーの循環について,問1 ~問5 に答えよ。 地球は,太陽からエネルギーを受け取り,大気や海水があたためられて循環が起こることに よって,風や雲が発生し,様々な変化を引き起こしている。また,地球内部のエネルギーが火山 噴火や地震を引き起こし,地表の形を変えていく。
問5 海底を震源とする地震が起こると,津波が発生することがある。図2 は,ある地点( で起きた地震によって発生した津波が2 点P,Qに伝 播したときの速度と波高を記録したも のである。点P(水深500 m)における津波が速度250 km/時,波高1.0 m とすると,点Q (水深5.0 m)における速度と波高の組合せとして最も適切なものを,下の1 ~4 のうちから 一つ選べ。
図2
- 1 速度:250 km/時より遅い 波高:1.0 m より低い速度は正しいのですが、浅くなると波高は低くならず、逆に高くなります。
- 2 速度:250 km/時より遅い 波高:1.0 m より高い水深が浅いほど津波は遅くなり、そのぶん後ろの水が追いついて波高は高くなります。
- 3 速度:250 km/時より速い 波高:1.0 m より低い速度も波高も誤りです。浅い所ほど津波は遅くなり、高さは増します。
- 4 速度:250 km/時より速い 波高:1.0 m より高い波高は正しいのですが、水深が浅くなると津波の速度は速くならず遅くなります。
この問題は問題の図(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は2です。津波の速さは水深が浅いほど遅くなります。点Pの水深は500m、点Qの水深は5.0mですから、Qでの速度は250km/時より遅くなります。一方、波高は逆に高くなります。津波が運ぶエネルギーはほぼ保たれたまま、速度が落ちると波の先頭に後ろの水が追いついて盛り上がるためです。そのため沖合では低かった津波が、海岸に近づくにつれて急に高くなり、大きな被害をもたらします。速さは遅く、高さは高くなる、という組合せを覚えておきましょう。
出典:文部科学省ホームページ(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/kakomon/1411255_00019.htm)を加工して作成