問4 文中の D F に入る語句の組合せとして適切なものを,次の1 ~4 のうち…
(3 ・4 のどちらか1 題を選び解答する) 衣料と繊維について,問1 ~問5 に答えよ。 最近では,様々な機能をもつ機能性衣類が人気である。特に,ポリエステル,アクリル,レー ヨンなどの繊維を組み合わせ,それぞれの特徴をうまく利用して発熱保温性や吸汗速乾性を高 めた肌着などは人気が高い。 これらの衣類には,肌触りのよい A が直接肌に触れる部分に使われている。 A は 優れた吸湿性をもつため,人間のからだから発せられた水蒸気が液体の水に変化し,その際に熱 を発することにより暖かさを感じる。 B は通常よりも繊維の1 本1 本を極めて細く加工することにより,繊維の伱間により多 くの暖かい空気をたくわえることができるようになる。このようにして保温性が高められた B は,体温や凝縮熱により暖められた空気をしっかりと保持することができ,さらに,速 乾性に優れた C を組み合わせることにより,からだを冷やしてしまう汗も速やかに乾かす ことができる。 このようにして3 種類の繊維の特徴をうまく組み合わせることにより,優れた発熱保温性や吸 汗速乾性をもつ機能性衣類がつくられるのである。 衣類の油汚れなどを落とすために用いられるのが,セッケンや合成洗剤である。セッケンや合 成洗剤には,図のように親水性の部分 D と親油性(疎水性)の部分 E があり,水にも 油にも溶けやすい。そのため, F の部分を内側にして衣類の油汚れを包み込み,衣類から 油汚れを水中に分散させ,洗浄することができる。 セッケンは,油脂にアルカリ性の物質を加えて加熱することによりつくられ,水溶液はアルカ リ性となるため,セッケンでの洗浄に適さない繊維がある。一方,合成洗剤の多くは中性であ り,どのような繊維でできた衣類の洗浄にも用いることができる。 CH3 ア イ 図
問4 文中の D F に入る語句の組合せとして適切なものを,次の1 ~4 のうちか ら一つ選べ。
- 1 D:ア E:イ F:親水性油汚れを包むときは、油になじむ側を内側に向けます。
- 2 D:ア E:イ F:親油性(疎水性)アが親水性、イが親油性で、包み込むときは親油性の部分が内側です。
- 3 D:イ E:ア F:親水性アとイの役割が入れ替わっており、内側に向く部分も合いません。
- 4 D:イ E:ア F:親油性(疎水性)内側に向く部分は正しいものの、アとイが入れ替わっています。
解説
正解は2です。セッケンの分子は、ナトリウムイオンと結び付いた-COO−の部分が水になじむ親水性、長い炭化水素の鎖の部分が油になじむ親油性です。図ではアが-COO−の側なので親水性、イが炭化水素の鎖なので親油性にあたります。また油汚れを包み込むときは、油になじむ親油性の部分を内側に向けて取り囲むので、Fには親油性が入ります。
出典:文部科学省ホームページ(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/kakomon/1411255_00018.htm)を加工して作成