ソクマル高卒認定(科学と人間生活)

問5 下線部セッケンでの洗浄に適さない繊維について,この繊維の組合せとして最も適…

(3 ・4 のどちらか1 題を選び解答する) 衣料と繊維について,問1 ~問5 に答えよ。 最近では,様々な機能をもつ機能性衣類が人気である。特に,ポリエステル,アクリル,レー ヨンなどの繊維を組み合わせ,それぞれの特徴をうまく利用して発熱保温性や吸汗速乾性を高 めた肌着などは人気が高い。 これらの衣類には,肌触りのよい A が直接肌に触れる部分に使われている。 A は 優れた吸湿性をもつため,人間のからだから発せられた水蒸気が液体の水に変化し,その際に熱 を発することにより暖かさを感じる。 B は通常よりも繊維の1 本1 本を極めて細く加工することにより,繊維の伱間により多 くの暖かい空気をたくわえることができるようになる。このようにして保温性が高められた B は,体温や凝縮熱により暖められた空気をしっかりと保持することができ,さらに,速 乾性に優れた C を組み合わせることにより,からだを冷やしてしまう汗も速やかに乾かす ことができる。 このようにして3 種類の繊維の特徴をうまく組み合わせることにより,優れた発熱保温性や吸 汗速乾性をもつ機能性衣類がつくられるのである。 衣類の油汚れなどを落とすために用いられるのが,セッケンや合成洗剤である。セッケンや合 成洗剤には,図のように親水性の部分 D と親油性(疎水性)の部分 E があり,水にも 油にも溶けやすい。そのため, F の部分を内側にして衣類の油汚れを包み込み,衣類から 油汚れを水中に分散させ,洗浄することができる。 セッケンは,油脂にアルカリ性の物質を加えて加熱することによりつくられ,水溶液はアルカ リ性となるため,セッケンでの洗浄に適さない繊維がある。一方,合成洗剤の多くは中性であ り,どのような繊維でできた衣類の洗浄にも用いることができる。 CH3 ア イ 図
問5 下線部セッケンでの洗浄に適さない繊維について,この繊維の組合せとして最も適切なも のを,次の1 ~4 のうちから一つ選べ。

解説

正解は3です。羊毛や絹はタンパク質を主成分とする動物性の天然繊維で、アルカリ性のセッケンで洗浄すると繊維が傷んだり縮んだり黄変したりすることがあります。そのため、これらの繊維の洗濯には中性洗剤を使うことが勧められます。一方、木綿や麻は植物性の天然繊維で、アルカリに強くセッケンでの洗浄に適しています。繊維の性質を知ることは、衣類を長持ちさせるうえでも大切です。
出典:文部科学省ホームページ(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/kakomon/1411255_00018.htm)を加工して作成

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