問5 脂質の代表的なものは油脂である。油脂に水酸化ナトリウムを加えて加熱すると油…
(3 ・4 のどちらか1 題を選び解答する) 食品にかかわる物質について,問1 ~問5 に答えよ。
問5 脂質の代表的なものは油脂である。油脂に水酸化ナトリウムを加えて加熱すると油脂が分 解されて,脂肪酸とナトリウムとが結合したセッケンが得られる。 セッケンに関する次の文中の C E に入る語句の組合せとして最も適切なも のを,下の1 ~4 のうちから一つ選べ。
図2 のようにセッケンの分子は,炭素と水素からなる C の部分と電荷を持つ D の部分からできている。セッケンを水に溶かすと図3 のように, C の部分を E にして多数の分子が球状に集合し,水中に拡散する。 C D CH3 O O- C CH2 CH2 図2 図3
- 1 C:親油性 D:親水性 E:内側炭素と水素の部分が親油性、電荷をもつ部分が親水性で、親油性が内側を向きます。
- 2 C:親油性 D:親水性 E:外側水に溶かすと親油性の部分は水を避けて内側を向きます。
- 3 C:親水性 D:親油性 E:内側炭素と水素だけの部分は水になじまないので、親水性ではありません。
- 4 C:親水性 D:親油性 E:外側性質の割り当ても、球状に集まるときの向きも当てはまりません。
この問題は問題の図(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は1です。セッケンの分子は、炭素と水素だけでできた細長い部分と、電荷をもつ部分からできています。炭素と水素の部分は水になじまず油になじむので親油性、電荷をもつ部分は水になじむので親水性です。水に溶かすと、水になじまない親油性の部分を内側に、親水性の部分を外側に向けて球状に集まります。この構造をミセルといい、汚れを包みこんで落とします。
出典:文部科学省ホームページ(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/kakomon/1411255_00017.htm)を加工して作成