問2 下線部獣毛繊維について,獣毛繊維として適切でないものを,次の1 ~4 のう…
(3 ・4 のどちらか1 題を選び解答する) 繊維について,問1 ~問5 に答えよ。 図1 は,南米の高地に生息するラクダ科の動物ビクーナ(ビクーニャ)である。ビクーナは図2 のように,過去にはペルーの国章(国家を象徴する紋章のこと)にも描かれていたことがある。 ビクーナの毛の繊維は主成分が羊毛と同じである。羊やビクーナ以外にも動物の毛は繊維に利 用されることが多く,動物の毛を利用した繊維は獣毛繊維とよばれている。ビクーナの毛の繊維 は,長さが20 ~50 mm,太さが10 ~14 μm であり,獣毛繊維の中では最も細い繊維とされて いる。そのため手触りが非常にソフトであり,美しい光沢もあるため珍重されている。 毛を採取するために乱獲されていたビクーナの個体数は,20 世紀には激減し絶滅のおそれが あったため,現在でもワシントン条約で取引が規制されている。そのためビクーナの毛は希少価 値が高く,高級衣類の原料となっている。低温で乾燥した厳しい環境の高地に住み,経済的にも 安定した収入の乏しい南米の住民にとって,ビクーナの毛の取引による収入は重要なものとなっ ている。 図1 図2
問2 下線部獣毛繊維について,獣毛繊維として適切でないものを,次の1 ~4 のうちから一つ 選べ。
- 1 アンゴラアンゴラは、ウサギやヤギの毛からとる獣毛繊維です。
- 2 カシミヤカシミヤは、カシミヤヤギの毛からとる獣毛繊維です。
- 3 アクリルアクリルは、石油を原料とする合成繊維です。
- 4 アルパカアルパカは、アルパカの毛からとる獣毛繊維です。
この問題は問題の図(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は3のアクリルです。アクリルは石油を原料としてつくられる合成繊維で、動物の毛からとる獣毛繊維ではありません。1のアンゴラはウサギやヤギの毛、2のカシミヤはカシミヤヤギの毛、4のアルパカはアルパカの毛からとる繊維で、いずれも獣毛繊維にあたります。名前が似ていても、動物の毛からとるのか石油からつくるのかで見分けましょう。カタカナの名前だけで判断しないことが大切です。
出典:文部科学省ホームページ(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/kakomon/1411255_00013.htm)を加工して作成