問4 試験管Eで生じた変化の名称と,その例の組合せとして適切なものを,次の1 ~…
(3 ・4 のどちらか1 題を選び解答する) 栄養素について,問1 ~問5 に答えよ。 栄養素の性質を学ぼう 目的 食品に含まれる栄養素の性質の理解を深める。 手順 ⑴ 試験管A~Dにデンプン溶液を用意する。 ⑵ 試験管B,Dにアミラーゼを加え,試験管A,Bは冷水に浸し,試験管C,Dは 35 ℃の温水に浸し,20 分放置する。 ⑶ 試験管E,Fに,卵白を水に溶かした溶液を用意する。 ⑷ 試験管A~Dにヨウ素液を加える。 ⑸ 試験管Eに沸騰石を加え,ガスバーナーで沸騰するまで加熱したあと,放冷する。 ⑹ 試験管Fに水酸化ナトリウム水溶液と硫酸銅(Ⅱ)水溶液を加える。 結果 以下に⑷~⑹の操作を行った結果を記入する。 試験管 A B C D E F 結果 青紫色に 変色した。 青紫色に 変色した。 青紫色に 変色した。 ヨウ素液の 色が残った。 白い濁りが 生じた。 赤紫色に 変色した。 図
問4 試験管Eで生じた変化の名称と,その例の組合せとして適切なものを,次の1 ~4 のうち から一つ選べ。
| 試験管 | A | B | C |
|---|---|---|---|
| 行った操作 | デンプン溶液を冷水に浸し,20 分放置した。 | デンプン溶液にアミラーゼを加え,冷水に浸し,20 分放置した。 | デンプン溶液を温水に浸し,20 分放置した。 |
| 試験管 | D | E | F |
| 行った操作 | デンプン溶液にアミラーゼを加え,温水に浸し,20 分放置した。 | 卵白を水に溶かした溶液を用意した。 | 卵白を水に溶かした溶液を用意した。 |
- 1 変化の名称:変性 例:暖かい環境では,肉の腐敗が速く進む変化の名称は正しいのですが、肉の腐敗は微生物のはたらきによるもので、変性の例ではありません。
- 2 変化の名称:変性 例:加熱したフライパンで,魚を焼く加熱でタンパク質が白く固まる変化が変性で、魚を焼くとき身が白く固まるのはその例です。
- 3 変化の名称:乳化 例:暖かい環境では,肉の腐敗が速く進む乳化は水と油が混ざる現象で、加熱による白い濁りの説明にはなりません。例も誤りです。
- 4 変化の名称:乳化 例:加熱したフライパンで,魚を焼く例は正しいのですが、加熱で起きた変化の名称は乳化ではなく変性です。
解説
正解は2です。試験管Eには卵白を水に溶かした溶液が入っており、これを加熱したところ白い濁りが生じました。これはタンパク質が熱によって立体構造を崩し、性質が変わる変性という現象です。日常の例としては、加熱したフライパンで魚を焼くと身が白く固まることが当てはまります。乳化は水と油が混ざり合って均一に見える状態になることで、ここでの変化には当てはまりません。また肉の腐敗は微生物のはたらきによるもので、タンパク質の変性とは別の現象です。
出典:文部科学省ホームページ(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/kakomon/1411255_00011.htm)を加工して作成