問3 実験の結果から分かることの記述として適切なものを,次の1 ~4 のうちから…
(3 ・4 のどちらか1 題を選び解答する) 栄養素について,問1 ~問5 に答えよ。 栄養素の性質を学ぼう 目的 食品に含まれる栄養素の性質の理解を深める。 手順 ⑴ 試験管A~Dにデンプン溶液を用意する。 ⑵ 試験管B,Dにアミラーゼを加え,試験管A,Bは冷水に浸し,試験管C,Dは 35 ℃の温水に浸し,20 分放置する。 ⑶ 試験管E,Fに,卵白を水に溶かした溶液を用意する。 ⑷ 試験管A~Dにヨウ素液を加える。 ⑸ 試験管Eに沸騰石を加え,ガスバーナーで沸騰するまで加熱したあと,放冷する。 ⑹ 試験管Fに水酸化ナトリウム水溶液と硫酸銅(Ⅱ)水溶液を加える。 結果 以下に⑷~⑹の操作を行った結果を記入する。 試験管 A B C D E F 結果 青紫色に 変色した。 青紫色に 変色した。 青紫色に 変色した。 ヨウ素液の 色が残った。 白い濁りが 生じた。 赤紫色に 変色した。 図
問3 実験の結果から分かることの記述として適切なものを,次の1 ~4 のうちから一つ選べ。
| 試験管 | A | B | C |
|---|---|---|---|
| 行った操作 | デンプン溶液を冷水に浸し,20 分放置した。 | デンプン溶液にアミラーゼを加え,冷水に浸し,20 分放置した。 | デンプン溶液を温水に浸し,20 分放置した。 |
| 試験管 | D | E | F |
| 行った操作 | デンプン溶液にアミラーゼを加え,温水に浸し,20 分放置した。 | 卵白を水に溶かした溶液を用意した。 | 卵白を水に溶かした溶液を用意した。 |
- 1 試験管AとCの結果から,デンプンは温めると分解されることが分かった。AとCはどちらも青紫色で、温めてもデンプンは分解されていません。分解されるという結論は出せません。
- 2 試験管BとDの結果から,アミラーゼは35 ℃程度でよくはたらくことが分かった。温度だけが違うBとDを比べると、35℃のDだけでデンプンが分解されています。
- 3 試験管A~Cでは,デンプンが分解され別の物質が生じたことが分かった。A〜Cはいずれも青紫色に変色しており、デンプンが残っています。分解されたとはいえません。
- 4 試験管BとCの結果から,デンプンの分解にはアミラーゼが必要であることが分かった。BとCは温度もアミラーゼの有無も違うので、比べてもアミラーゼが必要かどうかは分かりません。比べるならCとDです。
解説
正解は2です。試験管Bは冷水、試験管Dは35℃の温水で、どちらもアミラーゼを加えています。結果はBが青紫色(デンプンが残っている)、Dはヨウ素液の色が残った(デンプンが分解された)でした。条件の違いは温度だけなので、アミラーゼは35℃程度でよくはたらくといえます。実験の結果を読むときは、違いが1つだけの2本を選んで比べることが大切です。
出典:文部科学省ホームページ(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/kakomon/1411255_00011.htm)を加工して作成