問4 実験2 に関する記述として誤っているものを,次の1 ~4 のうちから一つ選…
(5 ・6 のどちらか1 題を選び解答する) 微生物に関する次の実験について,問1 ~問5 に答えよ。 実験1 10 %の ア 溶液20 mL に微生物A を1 g 入れてかき混ぜたのち,試験管に入れて 25 ℃の温度のもとに置いたところ,気体の発生が見られた。反応後の液体をアルコール 検知管で確認したところ,エタノールの生成が確認できた。 実験2 滅菌したビンに牛乳を500 mL 入れ,微生物B を1 g 加えてフタをし,40 ℃で24 時間 静置したところ,ヨーグルトができた。 実験3 2 つの滅菌したペトリ皿に寒天培地をつくり,野外から採取した落葉を入れてフタを し,それぞれ25 ℃の室温と7 ℃の冷蔵庫の温度条件で数日間放置した。室温のものでは 表面に微生物の繁殖が見られたが,冷蔵庫のものでは微生物の繁殖はほとんど見られな かった。
問4 実験2 に関する記述として誤っているものを,次の1 ~4 のうちから一つ選べ。
- 1 高倍率の光学顕微鏡を使うと,ヨーグルトに含まれる微生物Bの存在を観察することができる。乳酸菌は光学顕微鏡で観察できる大きさです。正しい説明です。
- 2 生成したヨーグルトでは,牛乳よりpH が低くなり酸性を示す。乳酸ができるため、牛乳よりpHが低くなって酸性を示します。正しい説明です。
- 3 ヨーグルトの生成過程で二酸化炭素が発生し,ヨーグルトの柔らかさを維持する。乳酸発酵では二酸化炭素は発生しません。これが誤りの説明です。
- 4 ヨーグルトの生成には,牛乳の中に含まれている糖の分解が関係する。牛乳に含まれる乳糖が分解されて乳酸ができます。正しい説明です。
解説
正解は3です。実験2は牛乳に乳酸菌を加えてヨーグルトを作るもので、起きているのは乳酸発酵です。乳酸発酵では乳酸だけができ、二酸化炭素は発生しません。二酸化炭素が出るのは酵母によるアルコール発酵です。できた乳酸によって牛乳は酸性になり、そのために牛乳のタンパク質が固まってヨーグルトになります。発酵は、できる物質の違いでアルコール発酵と乳酸発酵に分けられます。
出典:文部科学省ホームページ(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/kakomon/1411255_00002.htm)を加工して作成