問1 マコトさんたちは,「身の回りの世界地図はどのように作られ,どのように利用し…
地図や地理情報システムと現代世界に関して,問1 ~問4 に答えよ。
問1 マコトさんたちは,「身の回りの世界地図はどのように作られ,どのように利用したら良 いのだろうか」という問いを立て,資料1 と資料2 を得た。会話文中の空欄 X , Y に当てはまる語句と記号の組合せとして最も適切なものを,あとの1 ~4 のうちか ら一つ選べ。
資料1 メルカトル図法の世界地図 B イ A ア 北緯60 度の緯線 赤道 グリーン ランド N (https://www.thetruesize.com/ などにより作成) 資料2 地球儀で見た赤道と北緯60 度の緯線 北緯60 度の緯線 赤道 会話文 マコト:資料1 では,グリーンランドは南アメリカ大陸と同じくらいの面積に見えますね。 ユメカ:実は,実際の面積は異なります。資料1 では,赤道上に移動させたグリーンラ ンドが表されています。 マコト:ずいぶん見た目が変わってしまいました。 ユメカ:資料2 の地球儀上で確認すると,赤道に対して北緯60 度の緯線はかなり短い はずですが,資料1 では同じ長さで表現されていることが分かります。 マコト:メルカトル図法の世界地図では X 緯度地域ほど面積が拡大されて表され るのですね。 ユメカ:それでは,メルカトル図法上で2 地点間の最短ルートは,どのように表される かを考えてみましょう。資料1 中のアとイのうち,地点Aから地点Bに至る最 短ルートはどちらでしょうか。 マコト: Y ですか。 ユメカ:そのとおりです。球体の地球を平面化して地図に表す際は,実際と見かけ上の ものが大きく異なっていることがあるので,利用する際に注意が必要ですね。
- 1 X:低 Y:ア拡大されるのは低緯度ではなく高緯度の地域です。
- 2 X:低 Y:イ最短ルートの描かれ方は正しいものの、拡大される緯度が逆です。
- 3 X:高 Y:ア緯度の説明は正しいものの、直線が最短ルートにはなりません。
- 4 X:高 Y:イ高緯度ほど拡大され、最短ルートは高緯度側にふくらんだ曲線です。
この問題は問題の図(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は4です。メルカトル図法は、地球儀では短いはずの高緯度の緯線を赤道と同じ長さに引き伸ばして描くので、高緯度ほど面積が大きく表されます。したがってXには高が入ります。またこの図法では、2地点間の最短ルート(大圏航路)は高緯度側にふくらんだ曲線として描かれます。したがってYには、まっすぐな線ではないほうのイが当てはまります。
出典:文部科学省ホームページ(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/kakomon/1411255_00019.htm)を加工して作成