ソクマル高卒認定(地理)

問4 ハジメさんは,地域特有の背景を踏まえた防災を考えるために,資料8 ~資料1…

自然環境と防災に関して,問1 ~問4 に答えよ。 資料5 ハジメさんたちが避難経路を考える際に設定した条件と重視した事柄 条件 大雨警報が発令されており,現在も強い雨が降っている。今後,雨量はさらに 増加する見込みであり,およそ1 時間後には土砂災害や河川氾濫,低地の浸水 の発生が懸念される。避難者は,徒歩で移動する高校生を想定する。 発言者 避難経路を考えるうえで重視した事柄 ハジメ 避難開始地点が土砂災害警戒地域に位置しているから,速やかに避難を開始 し,安全な避難場所まで移動すべきだと思います。 ミナミ アンダーパスなどの冠水地点は通行できなくなると思います。そのような道路 は通らないようにして逃げるべきでしょう。 タクヤ 斜面地は土砂災害が発生しやすいため,急斜面に沿った道路を通って逃げるこ とは避けた方が良いと思います。 ヒヨリ 河川は氾濫の危険性があります。できるだけ河川付近には近寄らない方が良い と考えます。 資料6 東京都市区町村における居住人口と避難者の収容可能率(2024 年) (万人) 避難者の 収容可能率 (%) 100 以上 50~100 20~ 50 20 未満 データなし 注)東京都市区町村は島しょ部を除く。 (https://www.tokyo-np.co.jp/article/351421 などにより作成) 資料7 東京都市区町村における昼夜間人口比率(2020 年) 昼夜間人口比率 1,000 以上 100~1,000 100 未満 注)昼夜間人口比率は夜間人口100 人当たり(15 歳以上)の昼間人口(15 歳以上)である。 (「令和2 年国勢調査」により作成) X Y できる 千代田区 できる 武蔵村山市 できない 千代田区 できない 武蔵村山市
問4 ハジメさんは,地域特有の背景を踏まえた防災を考えるために,資料8 ~資料10 を得 た。会話文中の空欄 X , Y に当てはまる語と記号の組合せとして最も適切なも のを,あとの1 ~4 のうちから一つ選べ。
資料8 北海道釧 路市の位置と中心市街地周辺の津波浸水想定区域 (北海道ウェブサイトなどにより作成) 資料9 避難場所の位置と津波浸水想定区域内の人口における避難場所に到達できる人口の割合 夏季 冬季 4 km 4 km 注)津波浸水想定区域内の人口は各小地域の人口を基に算出した人口密度と津波浸水想定区域の面積を基に算出し ている。徒歩で避難場所に到達できる範囲は夏季が避難場所から500 m,冬季は避難場所から208.25 m に設定 している。 (橋本雄一「GIS を援用した北海道沿岸都市における積雪期の津波災害時避難に関する地理学的研究」により作成) ※図の津波浸想定(2012年想定)は現在の想定(2021年想定)と異なる 資料10 大阪府と釧路市が公開している災害時における非常持ち出し袋の推奨品の一覧 A B □ 食糧品(最低1 人3 日分) □ 懐中電灯 □ 飲料水(1 人1 日3 L) □ マッチ・ライター □ 医薬品 □ 携帯ラジオ □ 衛生用品 □ 現金・貴重品 □ 使い捨てビニール手袋 □ はさみ □ ゴミ袋 □ 寝袋 □ 厚手の手袋 □ 衣類 □ S字フック □ 使い切りカイロ □ 洗濯ばさみ □ 毛布 □ 長靴 □ 防寒着 □ 上履き □ 非常食 □ 懐中電灯 □ 飲料水(ペットボトル) □ ライター □ 医薬品 □ 携帯ラジオ □ 衛生用品 □ 現金・貴重品 □ モバイルバッテリー □ ナイフ □ ポリ袋 □ ロープ □ 軍手 □ タオル □ 簡易トイレ □ 筆記用具 □ レジャーシート □ ラップ □ ブランケット □ 毛抜き □ ガムテープ (釧路市ウェブサイトなどにより作成) 会話文 ハジメ:ここまで災害リスクをテーマに追究し,過密な場所には特有の課題があると分 かりました。他の地域にも防災面の課題があるのではないかと感じています。 先 生:例えば,資料8 と資料9 は北海道釧路市における津波災害や避難に関する資料 です。これらから,釧路市でみられる地域特有の課題はどういったものだと考 えますか。 ハジメ:資料9 から夏季と冬季を比べると, X の方が避難場所まで到達できない 人が多くなる可能性があると感じました。 X の方が,路面状況が悪くな ることが要因だと思います。 先 生:その通りです。釧路市は季節により災害リスクが異なるため,季節ごとに必要 な備えにも違いがあるかもしれませんね。他に釧路市における防災上の課題は あるでしょうか。例えば,資料10 から自治体ごとの災害時における非常持ち 出し袋の推奨品を比較して考えてみましょう。 ハジメ:資料10 から, Y の釧路市の一覧を見てみると,冬季における避難後の 安全性という課題に対する工夫が見て取れると思いました。 先 生:良い気付きです。災害に強い持続可能なまちづくりを実現するには,地域性や季 節性など多様な視点で具体的なケースを想定し,対策を考えることが大切ですね。
この問題は問題の図(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。

解説

正解は3です。資料9で避難場所に到達できる人口の割合を比べると、積雪で歩ける距離が短くなる冬季のほうが低くなっています。したがってXには冬季が入ります。また資料10のうち、寝袋や厚手の手袋、使い切りカイロ、防寒着など寒さに備える品が並んでいるAが、冬の寒さが厳しい釧路市の一覧にあたります。地域の気候に合わせて備えを変えることが大切です。
出典:文部科学省ホームページ(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/kakomon/1411255_00018.htm)を加工して作成

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