問2 ミドリさんたちは,佐世保市内で空き家が発生していることを知り,「どのような…
生活圏の調査と地域の展望に関して,問1 ~問4 に答えよ。
問2 ミドリさんたちは,佐世保市内で空き家が発生していることを知り,「どのような地域で 空き家が発生するのだろうか」と問いを立て,資料4 と先生から提示された資料5 を基に考 察をした。会話文中の空欄 X , Y に当てはまる記号の組合せとして最も適切な ものを,あとの1 ~4 のうちから一つ選べ。
資料4 佐世保市中心部の陰影起伏図 200 m 資料5 先生から提示された資料 65 歳以上の人口(2020 年) 200 m 高位 中位 低位 データなし 凡例 単身世帯数(2020 年) 居住期間20 年以上の世帯数(2020 年) 200 m 200 m 注)資料5 の各地図は,資料4 の地図と同範囲を示している。 (「令和2 年国勢調査」などにより作成) 会話文 先 生:佐世保市でも空き家の発生が問題になっています。資料4 と資料5 から空き家 が発生する要因の仮説を立てて,これからどの地域で空き家が発生する可能性 が高いのか予想してみましょう。 ミドリ:はい。私は,空き家が発生する要因は「一人暮らしの高齢者のうち,長年住ん でいた家を離れて老人ホームなどで暮らす人が多いからではないか」という仮 説を立てました。 サクラ:なるほど。その仮説だと,空き家は資料4 の X 地域でこれから多く発生 すると予想できますね。 先 生:二人ともしっかりと考えられていますね。他にはどのような要因があると考え ますか。 サクラ:はい,私は「傾斜地に家が立地することで,家のそばまで自家用車でアクセス できず,利便性が低いからではないか」という仮説を立てました。 先 生:良い仮説です。その仮説を検証するにはどのようなデータを資料4 に結び付け て読み取り,考察すると良いでしょうか。 サクラ:はい。 Y を示したデータが必要だと思います。 先 生:良いですね。では実際に作図をして考察してみてください。 Y に入る選択肢 カ 通勤通学でどのような交通手段を用いているか キ 自動車の通行が難しい幅の狭い道路や階段
- 1 X:ア Y:カ地域の選び方も、検証に必要なデータも仮説と合いません。
- 2 X:ア Y:キデータは正しいものの、仮説に合う地域が選べていません。
- 3 X:イ Y:カ通勤通学の交通手段では、家のそばまで車で行けるかは分かりません。
- 4 X:イ Y:キ高齢の単身世帯が多い地域と、狭い道路や階段のデータが対応します。
この問題は問題の図(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は4です。ミドリさんの仮説は、一人暮らしの高齢者が家を離れることで空き家が生まれるというものです。したがって65歳以上の人口と単身世帯数がともに多く、居住期間の長い世帯が多い地域を選ぶことになり、Xにはイが当てはまります。またサクラさんの仮説は傾斜地の利便性の低さなので、自動車の通行が難しい狭い道路や階段を示したキのデータが必要になります。
出典:文部科学省ホームページ(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/kakomon/1411255_00018.htm)を加工して作成