問3 図5 について述べた次の文の D と E に入る語と記号の組合せとして最も…
洪水について科学的に探究した。問1 ~問4 に答えよ。 ハザードマップについて考察する場面 ダイキ:ハザードマップ検索サイトからある地域の洪水のハザードマップと指定緊急避難場所の 地点(図1 ),土砂災害のハザードマップ(図2 )を印刷してみたよ。 サクラ:これらのハザードマップと指定緊急避難場所を見てみると A ことが分かるね。 浸水の深さ 3.0 ~5.0 m 0.0 ~3.0 m 海 指定緊急避難 場所(洪水) 図1 洪水と指定緊急避難場所のハザードマップ(ハザードマップポータルサイトWeb サイトより作成) 海 特別警戒区域 及び警戒区域 急斜地の崩壊 土石流 地すべり 図2 土砂災害のハザードマップ(ハザードマップポータルサイトWeb サイトより作成) ダイキ:日本はとても洪水の被害が多い国だけど,それにはいくつかの理由があるよ。 標高 (m) 常願寺川 ロアール川 コロラド川 ミシシッピ川 アマゾン川 河口からの距離(km) 図3 日本と外国の河川の縦断面曲線(高橋裕「河川工学」東京大学出版会より作成) 降水量(mm/年) インドネシア フィリピン 日本 スイス タイ 世界平均 米国 フランス 中国 オーストラリア イラン 図4 各国の年間降水量(国土交通省Web サイトより作成) サクラ:河川の流量はその河川の流域により多くの降雨があると増えて,流域は集水域とも呼ば れ,流域内に降った雨は必ずその河川に集まるよ。流量の増加で水位も上がり洪水が起 こりやすくなるから,その河川の流域面積を知っておくことも防災につながるね。ある 地域の河川Ⅰと河川Ⅱの流域のモデル図(図5 )を作ってみたよ。 図5 ある地域の河川Ⅰと河川Ⅱの流域のモデル図
問3 図5 について述べた次の文の D と E に入る語と記号の組合せとして最も適当 なものを,下の1 ~4 のうちから一つ選べ。ただし,流域に降った雨水は地表面を移動して 河川に流れ込み,観測中に全て河口まで流れていくものとする。
「図5 の全地域に均一に雨が降ったとすると,通常と比べて観測される水量がより多くな るのは D である。また,下のア,イのように局地的に雨雲が発生し,雨雲がかかって いる範囲では単位時間・単位面積当たり同量の降雨があった場合,観測地点Ⅰの水量がより 多くなる雨雲の位置は E である。」 ア イ
- 1 D:観測地点Ⅰ E:ア流域の面積が広いのは観測地点Ⅱのほうなので、水量も多くなります。
- 2 D:観測地点Ⅰ E:イ流域の広さの比較も、雨雲の位置の選び方も当てはまりません。
- 3 D:観測地点Ⅱ E:ア流域が広い観測地点Ⅱで水量が多くなり、Ⅰの上流に雨雲があるアが当てはまります。
- 4 D:観測地点Ⅱ E:イ観測地点Ⅱは正しいものの、イの位置の雨は観測地点Ⅰを通りません。
この問題は問題の図(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は3です。全域に同じだけ雨が降った場合、観測地点に集まる水の量は、その地点より上流にある流域の面積で決まります。図5では観測地点Ⅱのほうが受け持つ流域が広いので、水量はより多くなります。また局地的な雨の場合は、観測地点Ⅰより上流に雨雲がかかっているときにだけ、その雨水が観測地点Ⅰを通ります。図のアがその位置にあたります。
出典:文部科学省ホームページ(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/kakomon/1411255_00013.htm)を加工して作成