問4 太陽系外縁天体に関して述べた文として誤っているものを,次の1 ~4 のうち…
太陽系を構成する惑星や小天体に関する問1 ~問4 に答えよ。 太陽系は星間雲と呼ばれる水素とヘリウムを主成分とするガスと塵が,重力により収縮して生 まれた(図1 )。星間雲は回転しながら平たい円盤状になり,中心部には光り輝く原始太陽が形成 された。残された円盤内の塵は,衝突を繰り返しながら成長し,直径10 km 程度の微惑星が無 数に形成された。微惑星を構成する物質は,原始太陽から近いところと遠いところでは成分が異 なっており,その後の惑星の構成物質にも影響を与えた。円盤内のガス成分は原始太陽の太陽風 によって吹きはらわれ,少し遠いところを公転する惑星に取り込まれた。また,惑星に成長でき なかった微惑星の残骸は小惑星や太陽系外縁天体と呼ばれる天体になった。 図2 は地球,木星,天王星の内部構造を模式的に示している。 原始太陽系星雲 微惑星が誕生する 原始惑星が誕生する 図1 太陽系のできるまで(国立科学博物館のWeb サイトにより作成) 岩石 氷 地球 木星 天王星 図2 地球・木星・天王星の内部構造 ※「金属水素」とは金属のような性質を持つ水素である。
問4 太陽系外縁天体に関して述べた文として誤っているものを,次の1 ~4 のうちから一つ選 べ。
- 1 月(半径約1700 km)より小さいが,半径1000 km を超える天体が複数発見されている。冥王星やエリスなど、半径1000 kmを超える天体が見つかっています。
- 2 黄道面から大きく外れるものや,大きくつぶれた楕円軌道を描くものが少なくない。軌道が大きく傾いた天体や、細長い楕円を描く天体が多くあります。
- 3 天王星より外側にある天体を指す。太陽系外縁天体は、海王星より外側を公転する天体を指します。
- 4 冥王星が含まれる。冥王星は、太陽系外縁天体に含まれます。
この問題は問題の図(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は3です。太陽系外縁天体は、海王星より外側を公転する天体を指します。天王星より外側ではないので、3の記述が誤りです。1の半径1000 kmを超える天体が複数見つかっていること、2の軌道が黄道面から大きく傾いたり細長い楕円だったりすること、4の冥王星が含まれることは、いずれも正しい内容です。海王星の軌道より内側か外側かで区切ることを覚えておきましょう。
出典:文部科学省ホームページ(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/kakomon/1411255_00011.htm)を加工して作成