問3 火山の噴火について述べた文として誤っているものを,次の1 ~4 のうちから…
火山に関する問1 ~問4 に答えよ。 日本各地,様々な場所で火山を見ることができるが,火山は世界中どこにでもあるわけではな い。これはマグマが特定の場所の地下で生成されるためである。図1 では日本列島の代表的な活 火山の分布,海洋プレートと他のプレートとのプレート境界,太平洋プレートの等深線(沈み込 んでいる太平洋プレートの上面の同じ深さの部分を結んだ線)を模式的に示した。 火山の噴火によって地表に放出された物質を火山噴出物といい,図2 と図3 は溶岩の写真であ る。このような火山噴出物の様子はマグマの性質によって大きく左右される。 等深線 プレート 境界 活火山 600 km 500 km 400 km 300 km 200 km 100 km 太平洋プレート フィリピン海 プレート 500 km 図1 日本列島の活火山の分布と太平洋プレートの上面の等深線 図2 縄状に固まった溶岩 図3 塊状に固まった溶岩 (©国立研究開発法人産業技術総合研究所) ⒜
問3 火山の噴火について述べた文として誤っているものを,次の1 ~4 のうちから一つ選べ。
- 1 マグマは周囲の岩石よりも密度が小さいため,浮力によって上昇し,マグマだまりで気泡が発生すると,マグマだまり内部の圧力が高まって噴火が起こる。浮力で上昇し、気泡の発生で圧力が高まるという正しい説明です。
- 2 地下水や海水とマグマが接触・混合することで,大量の水蒸気が発生し,爆発的な噴火を引き起こすことがある。水とマグマが触れて起こる水蒸気爆発の説明で、正しい内容です。
- 3 噴出時のマグマの温度が高いほど,爆発的な噴火を引き起こす。爆発的かどうかを決めるのは温度ではなく、マグマの粘りけです。
- 4 火山噴出物が高速で斜面を流れ下る現象を火砕流という。火山噴出物が高速で流れ下る現象を火砕流といい、正しい内容です。
この問題は問題の図(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は3です。爆発的な噴火になるかどうかを決めるのは、マグマの温度ではなく粘りけです。SiO2を多く含む粘りけの大きいマグマは気泡が抜けにくく、圧力がたまって爆発的な噴火になりやすくなります。粘りけの大きいマグマはむしろ温度が低いので、温度が高いほど爆発的だとする3の記述は誤りです。1と2と4は、いずれも正しい内容です。
出典:文部科学省ホームページ(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/kakomon/1411255_00010.htm)を加工して作成