問2 図1 において,緯度40 ~60°付近で降水量が多くなる理由として最も適当…
大気大循環と水蒸気の移動に関する問1 ~問4 に答えよ。 地球全体で見ると,降水量と蒸発量は等しく,大気中の水蒸気量はほぼ一定に保たれている。 しかし,図1 に示されているように,緯度ごとの降水量と蒸発量がつり合っていない。緯度20 ~ 35°付近では,蒸発量が降水量を上回っており,海水が蒸発したことにより発生した水蒸気が大 気中へと供給されている。大気中へ供給された水蒸気は,大気大循環により高緯度側と低緯度側 へと移動し,凝結して雲を形成する。このような蒸発と凝結を伴う水蒸気の移動により,熱も南 北方向へと輸送されている。 (cm) 年間の降水量 ・ 蒸発量 90° 60° 30° 0° 30° 60° 90° 緯度 蒸発量 降水量 北半球 南半球 図1 緯度ごとの降水量と蒸発量
問2 図1 において,緯度40 ~60°付近で降水量が多くなる理由として最も適当なものを,次 の1 ~4 のうちから一つ選べ。
- 1 暖かい空気と冷たい空気が接することで,低気圧が発達するから暖かい空気と冷たい空気がぶつかり、温帯低気圧が発達します。
- 2 湿った空気と乾いた空気が接することで,低気圧が発達するから湿り具合の違いは、低気圧が発達する主な理由ではありません。
- 3 大陸が放射冷却により冷えることで,低気圧が発達するから放射冷却で冷えると、低気圧ではなく高気圧ができやすくなります。
- 4 海水温が低緯度の海水温よりも低くなることで,低気圧が発達するから海水温の低さは、温帯低気圧が発達する理由ではありません。
この問題は問題の図(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は1です。緯度40〜60度付近は、低緯度からの暖かい空気と高緯度からの冷たい空気がぶつかる場所で、ここに前線ができて温帯低気圧が次々に発達します。低気圧では空気が上昇して雲ができるため、降水量が多くなります。2の湿り具合の違いや3の放射冷却、4の海水温の低さは、温帯低気圧が発達する主な理由ではありません。
出典:文部科学省ホームページ(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/kakomon/1411255_00009.htm)を加工して作成