問3 文中の B の名称とその温度の組合せとして最も適当なものを,次の1 ~4 …
太陽に関する問1 ~問4 に答えよ。 太陽からは様々な波長の電磁波が放射されており,肉眼で見ている太陽の光は A に相当 する。太陽の観測は地上だけでなく,大気の影響を受けにくい人工衛星からも行われている。ま た,観測する電磁波の種類を変えることで太陽の様々な姿を見ることができる。図1 は国立天文 台の三鷹太陽地上観測による光球の画像である。図2 は太陽観測衛星「ひので」によるもので,光 球を拡大した時に見ることができる模様が地上よりも詳しく観測できる。この模様は,光球の下 で対流があるために見られるものである。図3 は太陽観測衛星「ようこう」による,短い波長の電 磁波で観測した画像で,彩層の外側に広がる太陽大気層である B が見られる。 B は 皆既日食のときには,地上から肉眼でも観察できる。 図1 太陽の光球 図2 光球表面の模様 (©国立天文台/JAXA) 図3 彩層の外側に広がる太陽大気層(JAXA のweb サイトより) ⒜ ⒝
問3 文中の B の名称とその温度の組合せとして最も適当なものを,次の1 ~4 のうちか ら一つ選べ。
- 1 名称:フレア 温度:1000 ~2000 K名称も温度も誤りです。フレアは爆発現象であり、また1000から2000Kでは光球より低い温度になります。
- 2 名称:フレア 温度:100 万~200 万K温度は正しいのですが、フレアは黒点付近で起こる爆発現象で、大気の層の名称ではありません。
- 3 名称:コロナ 温度:1000 ~2000 K名称は正しいのですが、コロナの温度は100万Kを超える非常に高い値です。
- 4 名称:コロナ 温度:100 万~200 万K皆既日食で見える彩層の外側の層がコロナで、その温度は100万から200万K程度です。
この問題は問題の図(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は4です。Bは彩層の外側に広がる太陽大気の最も外側の層なので、コロナです。コロナは非常に薄いために普段は光球のまぶしさに隠れて見えませんが、皆既日食のときには真珠色に広がる姿が肉眼でも観察できます。その温度は100万から200万K程度と非常に高く、表面の光球が約6000Kであるのに比べてはるかに高温です。フレアは黒点の付近で突発的に起こる爆発現象であって、太陽を取り巻く大気の層の名称ではありません。
出典:文部科学省ホームページ(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/kakomon/1411255_00009.htm)を加工して作成