問4 台風が接近したときに発生する災害として最も適当なものを,次の1 ~4 のう…
台風とその災害に関する問1 ~問4 に答えよ。 2020 年の台風10 号は,1959 年に日本に甚大な被害をもたらした伊勢湾台風に匹敵するような 勢力で,日本に接近することが予測された。 図1 は,台風10 号が九州地方に接近した9 月6 日の天気図である。台風10 号は7 日にかけて 九州地方の西側を北上し,7 日9 時に朝鮮半島の南に上陸した。台風10 号が伊勢湾台風以上の 勢力に発達することはなかった。しかし,強い勢力を維持したまま日本近海を通過し,雨・風を 中心として日本に甚大な被害をもたらした。 一方,図2 は,1959 年の伊勢湾台風の経路を示している。伊勢湾台風は,9 月後半に日本に 接近した台風である。日本の南海上から近畿・東海地方に接近し,列島を縦断しながら進路を東 に変え,太平洋に抜けている様子が分かる。 170 00 9/29 9/28 9/27 9/26 9/25 9/24 9/23 9/21 9/20 図1 2020 年9 月6 日9 時の天気図 (気象庁のweb サイトにより作成) 図2 伊勢湾台風の経路 (気象庁のweb サイトより)
問4 台風が接近したときに発生する災害として最も適当なものを,次の1 ~4 のうちから一つ 選べ。
- 1 液状化現象液状化現象は、地震のときに起こる災害です。
- 2 冷害冷害は、夏の低温が続いたときに起こる災害です。
- 3 干ばつ干ばつは、雨が長く降らないときに起こる災害です。
- 4 高潮気圧による吸い上げと風の吹き寄せで、海面が高くなります。
この問題は問題の図(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は4の高潮です。台風が接近すると、中心の気圧が低いために海面が吸い上げられ、さらに強い風が海水を岸へ吹き寄せるため、海面が異常に高くなります。これを高潮といいます。1の液状化現象は地震のとき、2の冷害は夏の低温が続いたとき、3の干ばつは雨が長く降らないときに起こる災害で、台風の接近とは結びつきません。
出典:文部科学省ホームページ(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/kakomon/1411255_00003.htm)を加工して作成