問3 核の形成過程を説明した文として最も適当なものを,次の1 ~4 のうちから一…
地球の内部構造に関する問1 ~問4 に答えよ。 地球の内部は大きく分けて,地殻,マントル,核に分かれている。地殻には大陸地殻と海洋地 殻がある。大陸地殻の上部には花こう岩に近い組成の岩石が存在しているが,大陸地殻の下部に は海洋地殻と同様な組成の岩石が分布している。 図1 のように地殻の下にはマントルがあり,大部分が A の状態になっている。また,地 殻よりもマントルの方が密度は B 。 核は液体の外核と固体の内核に分けられ,液体の外核は磁場の発生に関わっていると考えられ ている。 海洋地殻 6 ~8 km 海洋 マントル 大陸 上部地殻 (花こう岩質の岩石) 大陸地殻 30 ~50 km マントル 海洋 下部 地殻 図1 地殻とマントル
問3 核の形成過程を説明した文として最も適当なものを,次の1 ~4 のうちから一つ選べ。
- 1 微惑星が集まって原始惑星をつくるときに,金属を多く含む微惑星が最初に集積して,核を形成した。金属を多く含む微惑星が先に集まったとは考えられていません。
- 2 マグマオーシャンが形成されたときに,その中で密度の大きい金属成分が沈んで核を形成した。マグマオーシャンの中で、重い金属が沈んで核になりました。
- 3 海嶺などでマグマが形成されるときに,マグマに含まれる金属が沈んで核を形成した。海嶺でできるマグマは、核の形成とは関係がありません。
- 4 プレートが沈み込むときに,岩石よりも密度の大きい金属が分離して核を形成した。プレートの沈み込みは、核ができたあとに始まった現象です。
この問題は問題の図(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は2です。原始地球では微惑星の衝突によって表面がとけ、マグマオーシャンができました。その中で密度の大きい鉄やニッケルなどの金属成分が中心へ沈み、密度の小さい岩石成分が外側に残ることで、核とマントルに分かれたと考えられています。1のように金属の微惑星が先に集まったわけではなく、3や4のようにあとから分離したわけでもありません。
出典:文部科学省ホームページ(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/kakomon/1411255_00003.htm)を加工して作成