問3 下線部地球型惑星に関して,金星の大気について述べた文として最も適当なものを…
太陽系の惑星と形成過程に関する問1 ~問4 に答えよ。 2005 年の小惑星探査機「はやぶさ」による小惑星「イトカワ」の探査に続いて,2019 年には,図1 のように「はやぶさ2 」による小惑星「リュウグウ」の探査が行われた。 太陽系が形成される初期には,微惑星が衝突・合体し,原始惑星を形成した。小惑星は,微惑 星がそのまま残っていたり,原始惑星が再び砕けたりしたものである。小惑星を探査すること は,太陽系の起源や惑星の成り立ち,生命の原材料物質の解明などにつながるとされている。 惑星は,太陽からの距離に応じて性質の異なる二つのグループに分けられ,そのグループは 地球型惑星と木星型惑星とよばれている。木星型惑星は,地球型惑星に対して質量や半径は大き いが,密度は小さい。また,衛星の数は A ,氷や岩石からなるリング(環)を B 。し かし,それぞれのグループの中でも,大気や内部構造などには,大きな違いがある。 図1 小惑星探査機「はやぶさ2 」と小惑星「リュウグウ」のイメージ図 (JAXA のWeb サイトより)
問3 下線部地球型惑星に関して,金星の大気について述べた文として最も適当なものを,次の 1 ~4 のうちから一つ選べ。
- 1 厚い大気におおわれ,日射が弱く,地球の平均気温より気温が低い。厚い大気はありますが、温室効果で地球より高温になります。
- 2 厚い大気におおわれ,温室効果が高く,地球の平均気温より気温が高い。二酸化炭素の温室効果によって、表面温度が非常に高くなります。
- 3 大気はほとんどなく,日射が強く,地球の平均気温より気温が低い。大気がほとんどないのは、水星の特徴です。
- 4 大気はほとんどなく,温室効果が低く,地球の平均気温より気温が高い。金星には厚い大気があり、温室効果も強くはたらいています。
この問題は問題の図(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は2です。金星は二酸化炭素を主成分とする厚い大気におおわれています。二酸化炭素は温室効果が強いため、地表から出ていく熱が閉じこめられ、表面温度は約460 ℃にもなります。太陽に近いことだけでなく、この温室効果が効いていることが、地球より高温である理由です。大気がほとんどないのは水星で、金星ではありません。
出典:文部科学省ホームページ(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/kakomon/1411255_00002.htm)を加工して作成