問4 文中の空欄 ア に入る,海流を引き起こす原因として最も適当なものを,次の1…
海洋に関する問1 ~問4 に答えよ。 海水の塩分組成は,どの海域でもほぼ同じであり,塩化ナトリウムが最も多く,次に塩化マグ ネシウムが多い。しかし,塩分(塩分濃度)は海域によって異なる。低緯度から中緯度にかけては 蒸発量と降水量の差が,高緯度では海面の結氷や流氷の融氷が,塩分濃度を左右する。 海水の温度は,一般的には緯度や季節によって変化する。海面からある程度の深さまでは風や 波によって混ぜられるため,深さによる温度差が少ない。これを表層混合層という。その下に は,水温が急激に変化する層があり,これを水温躍層(主水温躍層)という。さらに深くなると水 深による温度変化がほとんどなくなり,これを深層と呼んでいる。 水深400 m までの海水には,図1 に示すような海流と呼ばれる流れがある。海流は ア や,地球の自転の影響によって生じると考えられている。 ラブラドル海流 2 北大西洋海流 3 メキシコ湾流 4 北赤道海流 5 南赤道海流 カナリア海流 7 ベンゲラ海流 8 ブラジル海流 9 南極環流 10 アグルハス海流 11 赤道反流 12 北東季節風海流 13 黒潮 14 親潮 15 北太平洋海流 16 カリフォルニア海流 17 ペルー海流 18 東グリーンランド海流 図1 世界の海流
問4 文中の空欄 ア に入る,海流を引き起こす原因として最も適当なものを,次の1 ~4 のうちから一つ選べ。
- 1 海上を吹く大規模な風貿易風や偏西風が海面を引きずり、表層の海流をつくります。
- 2 海上での大規模な降水降水は、表層の海流をつくる主な原因ではありません。
- 3 海面付近の水温の南北差水温の差は、深いところの循環に関わる要因です。
- 4 海面付近の塩分の南北差塩分の差も、深いところの循環に関わる要因です。
この問題は問題の図(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は1です。海流をつくる主な原因は、海上を吹く大規模な風です。貿易風や偏西風が海面を引きずることで、大洋をめぐる大きな環流ができます。2の降水や3の水温の差、4の塩分の差も海水の動きに関わりますが、こちらは深いところをゆっくり流れる循環のもとになるもので、表層の海流を直接つくる原因ではありません。
出典:文部科学省ホームページ(https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken/kakomon/1411255_00001.htm)を加工して作成