リーダー看護師が指揮する内容で適切なのはどれか。
次の文を読み118~120 の問いに答えよ。午前9 時、震度6 強の大地震が発生した。発災直後、A 病院では傷病者への対応として救急病棟に8 床確保した。その応援のために各部署から看護師3 名、医師2名、臨床工学技士1 名、臨床検査技師1 名、理学療法士1 名が救急病棟に集まった。救急病棟のリーダー看護師は他部署から集まったスタッフとカンファレンスを行った。
リーダー看護師が指揮する内容で適切なのはどれか。
- ⑴ 理学療法士に傷病者の採血を依頼する。採血は理学療法士の業務範囲外であり、専門性に応じた適切な役割分担とはいえません。
- ⑵ 看護師に自己判断で輸液を実施するよう伝える。輸液の実施は医師の指示に基づくべきであり、看護師の自己判断で行わせる指示は適切ではありません。
- ⑶ 臨床工学技士に医療機器の動作確認を依頼する。医療機器の動作確認は臨床工学技士の専門性に合った業務であり、多職種を適切に活かした指揮といえます。
- ⑷ 傷病者本人が名前を名乗る行為は省くよう医療スタッフに伝える。本人確認を省くことは誤認による医療事故につながるおそれがあり、災害時であっても省略すべきではありません。
解説
正解は⑶です。災害時に集まった多職種を活かすには、各職種の専門性に応じた役割分担が重要であり、臨床工学技士に医療機器の動作確認を依頼することはその専門性を適切に活用した指揮といえます。理学療法士に採血を依頼することは業務の範囲を超えており、看護師が自己判断で輸液を行うことも医師の指示なく行うべきではありません。混乱した状況でも、傷病者本人の確認は誤認防止のために省略してはならない基本的な安全確認です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-03_04_05.html)を加工して作成