A さん(58 歳、男性)は外国籍の妻(40 歳)と10 年前に結婚し、2人で暮…
A さん(58 歳、男性)は外国籍の妻(40 歳)と10 年前に結婚し、2人で暮らしている。虚血性心疾患と診断され、外来看護師による生活指導を妻と一緒に受けることになった。初回の面談で、A さんは「10 年間で体重が10 kg 増えました。妻の母国の習慣で味が濃いおかずや揚げ物とご飯を1日に何度も食べています。最近、2人とも運動をしなくなりました」と話した。このときの外来看護師のA さんと妻への最初の対応で適切なのはどれか。
- ⑴ 生活習慣の改善についてA さんと妻に考えを聞く。本人と家族の受け止めを知ることが、続けられる方法を一緒に探す出発点になります。
- ⑵ 食事は1日3回までにするよう指導する。回数を指示するだけでは、食文化や生活の背景を無視した押しつけになります。
- ⑶ 毎日1時間のウォーキングを提案する。最初から具体的な運動量を指示しても、続けられるとは限りません。
- ⑷ 料理教室に通うことを勧める。料理教室を勧めることは、妻の食文化を否定していると受け取られかねません。
解説
正解は⑴です。生活習慣を変えるには、本人と家族が今の暮らしをどう受け止め、何なら変えられると考えているかを知ることが出発点になります。まず2人の考えを聞き、大切にしている食文化も尊重しながら、一緒に方法を探していきます。回数や時間、通う場所を最初から指示すると、生活や文化の背景を無視した押しつけになり、続きません。最初の対応としては聞くことが先になります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-03_04_05.html)を加工して作成