高齢者に経口薬の薬効が強く現れる理由はどれか。
高齢者に経口薬の薬効が強く現れる理由はどれか。
- ⑴ 骨密度の低下骨密度の低下は薬の効き方とは関係しません。
- ⑵ 胃酸分泌の減少胃酸分泌の減少は、吸収を遅らせる方向に働きます。
- ⑶ 消化管運動の低下消化管運動の低下も、吸収を遅らせる方向に働きます。
- ⑷ 血清アルブミンの減少結合していない遊離型の薬が増え、作用が強く現れます。
解説
正解は⑷です。多くの薬は血液中でアルブミンと結合して運ばれ、結合していない遊離型だけが作用します。高齢者では低栄養などで血清アルブミンが減るため、遊離型の割合が増えて薬効が強く現れます。加えて肝臓での代謝と腎臓からの排泄も落ちています。骨密度の低下は薬効と関係せず、胃酸分泌の減少と消化管運動の低下は吸収を遅らせる方向に働きます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp220421-03_04_05.html)を加工して作成