A さん(55 歳、男性、会社員)は胃癌の終末期である。A さんの訴えのうちスピ…
A さん(55 歳、男性、会社員)は胃癌の終末期である。A さんの訴えのうちスピリチュアルペインの表出はどれか。
- ⑴ 「腹痛がずっと続いています」痛みそのものの訴えであり、身体的苦痛にあたります。
- ⑵ 「吐き気が続くと思うと不安です」症状への不安であり、精神的苦痛にあたります。
- ⑶ 「今後の生活にかかるお金が心配です」経済的な心配であり、社会的苦痛にあたります。
- ⑷ 「これまでの自分の人生が意味のないものに思えます」生きる意味が揺らぐ訴えであり、この苦痛にあたります。
解説
正解は⑷です。スピリチュアルペインは、生きる意味や存在の価値が揺らぐことから生まれる苦痛です。これまでの人生が意味のないものに思えるという訴えは、まさにこれにあたります。腹痛は身体的苦痛、吐き気への不安は精神的苦痛、お金の心配は社会的苦痛です。緩和ケアでは、この4つの苦痛を全人的苦痛として合わせて捉えます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp220421-03_04_05.html)を加工して作成