自力での摂取が困難な成人患者の食事介助で適切なのはどれか。
自力での摂取が困難な成人患者の食事介助で適切なのはどれか。
- ⑴ 水分の少ない食べ物を準備する。水分が少ないとまとまりにくく、かえって誤嚥を招きます。
- ⑵ 時間をかけずに次々と食物を口に入れる。飲み込みが追いつかず、誤嚥や窒息の危険が高まります。
- ⑶ 患者に食事内容が見える位置に食器を配置する。食事が見えることで食欲が引き出され、飲み込みの準備も整います。
- ⑷ 患者の下顎が上がるよう高い位置からスプーンを操作する。下顎が上がると気道が開いて誤嚥しやすくなります。やや前屈の姿勢が適切です。
解説
正解は⑶です。何を食べているのかが目で見えることは、食欲を引き出し、次に口へ運ばれるものを予測して飲み込みの準備を整えることにつながります。そのため食器は患者から見える位置に置きます。水分の少ない食べ物はかえってまとまりにくく誤嚥を招くので、とろみをつけるなどの工夫が必要です。次々と口に入れると飲み込みが追いつかず危険で、下顎が上がる姿勢は気道が開いて誤嚥しやすくなるため、やや前屈の姿勢を保ちます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp210416-03_04_05.html)を加工して作成