A さんは、手術後に甲状腺ホルモン製剤、カルシウム製剤、ビタミンD 製剤の内服が…
次の文を読み91〜93 の問いに答えよ。A さん(35 歳、女性)は、昨年結婚し、夫(50 歳)と2人暮らし。最近2か月で5kgの体重減少、首の違和感と息苦しさ、心悸亢進、不眠のため内科を受診した。触診で甲状腺の腫脹、超音波検査で甲状腺内に数か所の石灰化が認められたため、甲状腺腫瘍の疑いで大学病院に紹介された。嗜好品:飲酒はビール700 ml/日を週5日趣 味:ジョギングとヨガ
A さんは、手術後に甲状腺ホルモン製剤、カルシウム製剤、ビタミンD 製剤の内服が開始され、手術後1週で退院することになった。A さんは「退院後の生活で気を付けることを教えてください。私は35 歳ですし、夫と年が離れているため、できるだけ早く子どもが欲しいと思っています」と話している。看護師が行うA さんへの1か月後の受診までの生活指導で適切なのはどれか。
- ⑴ 「運動は控えましょう」薬を飲んでいれば、運動を控える必要はありません。
- ⑵ 「1年間は妊娠を控えましょう」薬を続けていれば、妊娠を1年待つ必要はありません。
- ⑶ 「海藻類の摂取に制限はありません」ヨードを取り込む臓器がなく、海藻類の制限は不要です。
- ⑷ 「飲酒量は入院前と同じでよいです」体の回復のため、飲酒は控えめにします。
解説
正解は⑶です。甲状腺をすべて取り除いたあとは、ヨードを取り込む臓器がないので、海藻類を控える必要はありません。薬を飲んでいれば運動も妨げられず、飲酒は手術後の体の回復のために控えめにします。薬を適切に続けていれば、妊娠を1年待つ必要もありません。根拠まで言えるようにしておくと、別の問われ方にも対応できます。関連する内容もあわせて確かめ、つながりで覚えておきましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp200414-03_04_05.html)を加工して作成