検査の結果、A さんは甲状腺乳頭癌であり、甲状腺全摘出術を受けることになった。A…
次の文を読み91〜93 の問いに答えよ。A さん(35 歳、女性)は、昨年結婚し、夫(50 歳)と2人暮らし。最近2か月で5kgの体重減少、首の違和感と息苦しさ、心悸亢進、不眠のため内科を受診した。触診で甲状腺の腫脹、超音波検査で甲状腺内に数か所の石灰化が認められたため、甲状腺腫瘍の疑いで大学病院に紹介された。嗜好品:飲酒はビール700 ml/日を週5日趣 味:ジョギングとヨガ
検査の結果、A さんは甲状腺乳頭癌であり、甲状腺全摘出術を受けることになった。A さんは、手術前オリエンテーションの際「手術後にどんな症状が起こりやすいのか教えてください」と話した。この時のA さんへの看護師の説明で適切なのはどれか。
- ⑴ 「手がつる感じがあります」副甲状腺の働きが落ち、カルシウムが下がって起こります。
- ⑵ 「目が閉じにくくなります」目が閉じにくくなるのは、顔面神経の麻痺による症状です。
- ⑶ 「声が出なくなります」反回神経の障害でかすれ声になることはありますが、声が出なくなるとは限りません。
- ⑷ 「唾液が多くなります」唾液が増えることは、この手術では起こりません。
解説
正解は⑴です。甲状腺をすべて取り除くと、裏側にある副甲状腺も一緒に失われたり働きが落ちたりして、血液中のカルシウムが下がります。その結果、手や口の周りがしびれ、手がつる感じやけいれんが起こります。目が閉じにくくなることや唾液が増えることは、この手術では起こりません。似た選択肢と並べて整理しておくと、迷わずに選べるようになります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp200414-03_04_05.html)を加工して作成