入院3日の20 時、A さんは覚醒し、点滴を触ったり、経鼻胃管を抜こうとしたりし…
次の文を読み115〜117 の問いに答えよ。A さん(72 歳、男性)。妻と2人暮らし。朝6時に、妻が一緒に寝ていたA さんの様子がおかしいことに気付き、救急車を呼んだ。A さんは病院に搬送された。病院到着時、ジャパン・コーマ・スケール〈JCS〉Ⅱ- 10。右片麻痺および失語がみられる。A さんのバイタルサインは、体温37.0 ℃、呼吸数20/分、心拍数110/分、血圧150/90 mmHg。身長160 cm、体重60 kg。頭部CT で明らかな異常所見はなく、頭部MRI を行う予定である。
入院3日の20 時、A さんは覚醒し、点滴を触ったり、経鼻胃管を抜こうとしたりしており、落ち着かない様子である。担当看護師が最初に行う対応で適切なのはどれか。
- ⑴ 身体拘束を行う。原因を確かめる前に、行うものではありません。
- ⑵ 早めに消灯をする。消灯しても、原因は取り除けません。
- ⑶ バイタルサインを測定する。体に原因がないかを、まず確かめられます。
- ⑷ 向精神薬の使用を検討する。薬の検討は、原因を確かめた後になります。
解説
正解は⑶です。落ち着かない様子の背景には、低酸素や発熱、痛み、排尿の我慢といった体の変化が隠れていることがあります。まずバイタルサインを測って体に原因がないかを確かめることが先になります。身体拘束や薬の使用、早めの消灯は、その後に考える事柄です。似た選択肢と並べて整理しておくと、迷わずに選べるようになります。根拠まで言えるようにしておくと、別の問われ方にも対応できます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp180511-03_04_05.html)を加工して作成