B 教諭が病院に電話連絡したところ、熱中症の疑いがあるため、A 君をタクシーで病…
次の文を読み100〜102 の問いに答えよ。A 君(14 歳、男子)は、夏休みのサッカー部の部活動で、朝10 時から12 時まで屋外で練習した。昼食時におにぎり2個とお茶を500 mL 摂取し、休憩後の13 時から15 時まで再び練習した。この日は晴天で、外気温は32 ℃であった。15 分休憩し練習を再開したところ、A 君は突然頭痛と悪心とを訴え、グラウンドの隅に座り込んだ。サッカー部担当のB 教諭が、A 君を日陰で横にして休ませ様子をみていたが、症状が改善せず、顔面蒼白、冷汗が出現した。A 君は「気持ち悪い」と言った後に嘔吐した。
B 教諭が病院に電話連絡したところ、熱中症の疑いがあるため、A 君をタクシーで病院に連れて行くこととなった。このときのA 君の意識は清明で、体温は38.7℃であった。病院到着までに、看護師がB 教諭に指示する処置として適切なのはどれか。
- ⑴ A 君の体を冷やす。こもった熱を、早く逃がすことができます。
- ⑵ A 君に水を飲ませる。嘔吐があり、飲ませると誤嚥を招きます。
- ⑶ A 君の上体を高くする。上体を高くする必要は、ありません。
- ⑷ 中枢から末梢に向けてA 君の手足をマッサージする。マッサージは、この場面では行いません。
解説
正解は⑴です。熱中症では体にこもった熱をできるだけ早く逃がすことが最も大切で、病院へ向かう間も首や脇の下、太ももの付け根を冷やしてもらいます。嘔吐があるので水は飲ませず、意識が清明なら上体を高くする必要はなく、手足のマッサージも行いません。似た選択肢と並べて整理しておくと、迷わずに選べるようになります。根拠まで言えるようにしておくと、別の問われ方にも対応できます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp180511-03_04_05.html)を加工して作成